ある知人を介して知り合ったイタリア在住のイギリス人女性から、HPの日本語のページを作成するのを手伝って欲しいと頼まれた事がありました。
彼女はイタリア人男性と結婚し、インドのカシミール産カーペットやショールを自宅の横の建物の中で販売していましたが、もっとお客さんを拡大する為に通販を始め、日本語のページを作成することになったのです。
苦手な翻訳を何とか終えて彼女に原稿を渡すと、お礼にと彼女達の家に招待してくれました。
彼女達の家はボローニャから30kmほど南に位置するモンギドーロという小さな田舎町にあり、
あまり記憶にないのですが、小さな山の中腹に1軒だけポツンと家があり、そこで暮らしていました。
広い敷地内に倉庫のような建物があり、その中にカーペットやショールの数々が置かれていました。
その美しさといったら・・・
今でも忘れられません。
美しくライトアップされ、オールシルク製のカーペットは光り輝いていました。
2、3人で数年もかけて手織りで仕上げるそうです。
値段は数百万円ほどだったでしょうか・・・
小さな美しい模様のカーペットを指し、
「この上に座って瞑想すると素晴らしいのよ。」
と彼女が瞑想で体験した現象を語ってくれました。
でも、その体験談よりも、あのカーペットの美しさに目を奪われていた私は、ほとんど上の空で聞いていました。
翻訳のお礼にとカシミールショールを2枚ほどプレゼントしてくれ、好みの柄を選ばせてもらいました。
ものすごく薄いのにこれがまた暖かいのです。
いつかカシミール地方に行けたら、是非カシミール製品をまた見てみたいです。