フィレンツェを発ち、エクス・アン・プロヴァンスへ引越しをしました。

目的があった訳ではありませんが、南仏に一人旅をした時から、観光ビザで滞在できる3か月間、どうしてもこの美しい街に住んでみたくなりました。

 

この街に居ると、時間の流れがゆったり流れているのを感じます。

この時間の不思議な感覚は、南仏でしか感じたことがありません。

 


住みたい国は幾つかありますが、

日本以外でもう一度長期間住んでみたいのは、南仏かもしれません。

(ただ、たった3か月暮らしただけですので、良く見えたのかもしれません。長期暮らすうちに色々な物が見えてきますので。)

 

一年を通して気候が温暖で、ストリートパフォーマーが町中に溢れ音楽やダンスを披露。

絵画のように美しい風景が広がり、パステルカラーのような色彩が目に優しく、

食べ物も比較的安くて美味しく、美しい海にも2時間で辿り着けます。

 

フランス語が苦手ですので、言語だけがネックです。

 

 

巷では、「フランス人はフランス語に誇りをもっているため、英語を話せてもわざと使ってくれない。」と言われていますが、

少なくても南仏では、わざと英語を話してくれないという感じではないような・・・

本当に英語を話せない、または英語に苦手意識がある人が多いように思いました。

 

そのため否が応でも初日からフランス語を駆使して生活を始めなくてはいけません。


エクス・アン・プロヴァンスに着くと、まずホテルに滞在し、すぐにアパート探しを始めました。

1週間ほどの期間で、2軒目に気に入ったアパートで契約を交わしたのですが、30㎡の広さで、水道代を含め日本円にして月約6万円強。エクスの市街地なのに、フィレンツェよりもずっと低い家賃でした。(当時)



家具付きで浴室も広く、バスタブが付いていました。
(ヨーロッパでは1Rの狭い部屋でバスタブ付きを探すのは至難の業です。)

リフォームしてあり、清潔感もあるとても綺麗な部屋だった為、チャンスを逃さぬよう即契約しました。


日本と違い保証人や敷金・礼金を払う必要はなく(保証金は必要ですが)、外国人でも簡単にアパートを契約できます。

ただ契約はフランス語で行われる為、相互理解するのにとても苦労しました。

 


その後電話、ガス、電気の契約など、新生活の準備のため忙しなく動き回る日々が続いたのですが、言語の問題で交流がスムーズにいかず、これがかなりのストレスとなっています。


片言のフランス語を辞書を引き引きの不器用な会話で進めながら、全ての契約を行っていきました。
その後体調を崩していますが、多分この事が原因だったのかもしれません。

今はネットで検索できるため、本当に便利になりました。

今だったら簡単にアパートも探せると思います。

 

当時どうやって探したのか覚えていませんが、多分(空き物件)の看板をみて、管理会社に直接直談判しに行ったような気がします。

 

 

エクスのアパート↓