先日の土曜夜に電話があり、叔父が亡くなったと聞かされました。
昔、とてもお世話になった冗談ばかり言う楽しい叔父でした。
葬式は月曜日とのことで、すでに私の仕事の予約が入っていて行けないため、日曜日のお通夜に出席しようと、近隣に住む兄弟と相談しましたが、何しろ愛知のド田舎なため遠いのです。
新幹線で辿り着いた後が大変で、バスさえ通っていない所です。
色々話し合い、最終的に息子に車で連れて行ってもらうことにしました。
それでも途中休憩や食事を入れ片道7時間はかかります。
ところが困ったことに、お葬式のための一式を用意していなかったのです。
つい最近、ふと、「黒いバッグをお葬式用に買わなくちゃ。」と思い立ち、買ったばかりですが、それ以外は持っている黒の服をかろうじて合わせ、急遽間に合わせました。
朝の11時に出発をし、19時に着いてお通夜に1時間参加し、その後少し親族と話を交わしてからとんぼ返りで出発。
夜中の2時に家に着きました。
眠らないようには頑張っていたのですが、帰りはウトウト・・・
でも大変だったのは行きも帰りも運転しっぱなしだった息子だったことでしょう。
お通夜の席で聞いたのが、もう一人の叔母(今回亡くなった叔父の妹)も1年前に癌で亡くなったとのこと。
コロナ渦だったため、家族葬ですませたそうです。
もともと癌家系ではなく、田舎の長寿の家系だったのに・・・
ところで、3年前に日本に帰国した時はコロナ渦中。
色々な事がバタバタしていて、すっかりお葬式の風習のことを忘れていました。
イタリアで葬式に出席した際は、教会で執り行われたのですが、黒の洋服を着る必要がありません。皆それぞれの恰好でカラフルな洋服を着ていました。
カナダに移住していた時は知り合いで亡くなった人はいなかったため、出席をすることもなく、どんな感じで葬儀が行われるのかも実際に知りません。
日本は風習に厳しく、きちんとした様相で出席しないと非常識と見なされます。
お葬式一式を揃えると不幸を呼びそうで避けていたのですが、
こういう出来事は突然に起こるもの。
起こった時に急に揃えるのは不可能だとよくわかり、思い切って家族全員新調しました。
それにしても、親族が愛知の田舎に皆住んでいるため、
帰省するだけでも一苦労なのだと、今回しみじみ感じました。