いつもの散歩道を通っていると、ふと目についた草があった。
確か子供の頃にピーピー草と呼んでいた野草。
 
葉をとって茎のところで笛を鳴らしていたような気がする。
 
ダンボールソリで山滑り、秘密基地作り、探検ごっこ、ザリガニ、メダカの卵捕りをしていた体験は鮮明に覚えていたのに、
 
もっともっと自然にあるものを使って色々な遊びをしていた記憶が蘇ってきた。
 
 
ピーピー草だけでなくタンポポでも笛を鳴らし、笹の葉で船を作って川に流したり、椿の花の蜜を飲み、土筆をとってお浸しにしてもらい、ふきのとうの皮を剥いてそのまま丸かじりしたり・・・
 
 
野草って色々な用途があって、今更ながら面白いと思う。
 

 
 
田舎が大嫌いなのに。
 
昔沢山楽しかった思い出のある田舎が、今は嫌いなのに。
 
だって何にもないんですからね・・・

いや、何にもない所なのに、こんなにも遊ぶもので溢れていたんだ。
 
 
こんなに楽しい思い出のある土地に住むことができ、
色々な体験をすることができて、
本当に感謝している。
 
 
 
 
鯉のぼりが空に向かって泳いでいた。
 
小さい頃、皆の家の庭先に立派な鯉のぼりが飾られていたのを思い出す。
 
今では見かけなくなった光景だけれど。