先日お祓い講座を受けてきました。
 神主さんの授業です。
 
古事記を簡単に勉強し、お祓いに使用するちょっとした道具を作成し、
祝詞を筆ペンで書き、祝詞を読んで言葉をのせ、
 
龍体文字を清書し、
弥生文字などを教えてもらいました。
 
 
「もう少しここに居たい。」と思わせるほどあっという間に終わってしまい、
心が平和になる場を共有でき、日常を忘れる瞬間でした。
 
 
講義中先生に質問をしたのですが、その答えを頂いたとき、
すぐにはピンときませんでした。
 
でも1週間後、外出中に、
その答えの意図するものが突然心に収まってきたのです。
 
その途端色々なものが腑に落ちて、今まで教わった事が繋がりました。
 
 
日本には言霊と呼ばれるものが存在します。
 
物質は、何もない状態だとただの物質にすぎませんが、
言葉をのせることによりその物質に息吹を与えることができ、意味のあるものになるのですね。
 
今までそれを分かっていなかったため、表層だけで行っていました。
 
 
 
例えば、カナダには広大な美しい自然があります。
でも先住民を追いやり、移民の人達で新しい世界を作ってきたため、今ではちょっとしたカオスのような状態になっています。
 
外国人にとっては、それが心地良いという利点もあるのですが、
先住民たちが行ってきた昔からの儀式がほぼなくなってしまい、
今では自然はただの《美しい自然》です。
 
 日本人は富士山を霊峰と呼びます。
でもそれを受け継がなければ、ただの《美しい山》になってしまうのです。
 
 
 
日本の文化や風習はこのまま残っていくのでしょうか?