前回、無機質なロボットみたいな空間で虚しいという日記を書きましたが、
以前こんな話を聞きました。
一昨年フランスのスーパーで、《ぶらぶらレジ》なるものが出来たようです。
今も継続しているのでしょうか?
ぶらぶらレジ=blabla caisses
(blablaというのは、ベラベラおしゃべりするという意味)
コロナで生活が一変しお喋りができなくなったため、去年の終息後に、こんなぶらぶらレジなるものが出来たようです。
《このレジに並べば、お喋り出来ますよ〜!》というように。
昔イタリアに住んでいた時に、レジで店員さんとお客さんがお喋りをしている光景がよく見られました。
どんなに長い列が出来ていても構わず、定員さんはマイペースにお喋りしながらレジを打っていたものです。
ある小さい文具屋さんに入った時のこと。
結構な列が出来ていたというのに、レジの若い女の子は、電話でお友達と長々お喋りをしていたのです。
列に並んでいたおじさんが、「いつまで喋ってるんだ!」と怒鳴っても、
一向に気にすることもなく喋り続けていました。
これにはビックリ!
急いでいる時にこんな状態だったらイライラしますが、さすがイタリア人!と妙に感心しました。
このぶらぶらレジも、お喋り好きな国民性がよく現れているな、なんて思います。