1956年出版の英語版の心の洗脳というタイトルの書籍について紹介されていた動画を見ました。
著者はナチスに目を付けられオランダに亡命した精神科医で、体験談を綴った内容になります。
人は何故洗脳されるのか?
私達は自分でものを考えて意見を発していると思っているが、本当にそうなのでしょうか?
戦争で捕虜になった兵士にひどい拷問をし続けると、精神が壊れ、やってもないことを白状してしまいます。(これは無実の罪で捕まって、強制的に暴力で自白させられたという手口と似ています。)
でも実のところ、肉体の拷問よりも心の拷問の方が怖いといいます。
精神的な拷問は見えないうえ、少しずつ少しずつやってくるため、無自覚のうちに洗脳されていくのです。
これは戦争時などの特殊な状況下だけではなく、日々の日常でもおこりうることが可能であるそう。
例えば政府が国民に対して、ある方向に誘導したい時に使ったり、自分達の意見を浸透させるために使ったり、
テレビで見ている視聴者を、ある一定の方向に持っていこうとする手法であったりするそうです。
昔の中世ヨーロッパで行われていた魔女刈りは、受けていた当人を拷問するだけではなく、周りにいた群衆にも見せしめとして拷問を受けさせる効果を与えることができ、上の人達に逆らう者達を減らしていく手法なのだと聞き、納得・・・
もっと日常的なことでいうと、何か商品を売りたい時に、陣列方法やパッケージなどで誘導することなども可能です。
ブレインダイブという手法でマジックのように見せていた新子景視さんの手法も、こいういうものなのでしょうか?
言葉を支配したものは、その人の考えも支配できる。
つまり何度も何度も繰り返すことで、思考を徐々に移行させていくことで洗脳されてしまいます。
そしてSNSやGoogleなどの検索なども削除して書き換えることもできるため、もっとコントロールすることが出来るのかも?
なんて・・・
怖いです。
それに、一番怖いのは、洗脳されることにより精神状態が極限になりトラウマになってしまうと、なかなか元に戻せなくなることです。
自分の思考で考え、
自分の意見を持ちたいです。
