会うは別れの始め、
という諺がありますが、出会いがあれば、いずれ別れに直面せざるを得ないときがきますね。

つい先日、19年連れ添った愛猫が永眠しました。
高齢だったため幾つかの病気があり、息をひきとる半年前は薬漬け、病院通いの日々でしたが、
19年も生き長らえたのですから大往生と言えるのでしょう。

とはいえ、19年という年月に築いた絆はとても深く、当分心の空洞が癒されそうにありません。

共に国替えをし、旅行や長距離ドライブに行き、
私達の誰かが病気の時には傍に来て、寄り添い癒してくれ、
家族、親友、同志、相棒のような存在でした。

最期の時は愛猫の手を握り、光をイメージしてエネルギーを送り、
少しでも楽になってもらうよう祈りました。

ペット霊園の方々が最後まであんなに丁寧に扱って下さり、感謝しかありません。
動物病院のお医者様方にも大変お世話になりました。

もうしばらくは他の子を飼えないだろうと思い、残っていた食事、トイレ、ペットシート、キャリーバッグなどを動物保護センターに寄付をしてきました。


有為転変、
という美しい日本語がありますが、近しいものを見送る時に感じる喪失感も、慌しい日々の中で、
時間の移ろいとともに薄らいでいってくれるのでしょうか。