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学習塾特命係

橋本綾、この人の脚本担当回はさすがに女性目線から書く良い話が多く、前2作も非常に秀逸な作品である。以前にも指摘したように、前2作はどうしても特捜最前線からは逸脱しているように見えたが、今回の作品はより特捜最前線に近づいているように思える。何をもって特捜最前線的なのかは、自分でもよくわからないのだが、完全な殺人事件が起こったこと、とでも言うべきか。前2作と比べると、ライフルという派手なものが出てきて殺人事件が起こるのだが、いかんせん話のスピードがのろいことが欠点。はっきり言ってどうでもいい時間があるのでストーリーの進行にキレがないのである。その中で、このアイドルの生まれてきた理由のくだりはものすごくインパクトがあるので、ここだけは見入ってしまうのだが。そんな話を書けるのはやはり女性目線だからインパクト大なのだろう。どうしようもない話かもしれないが、現実はどうしようもないことが起こっているはずである。そして最も指摘しておきたい最後の犯人射殺シーン、これは語弊があるが非常に美しい。人が死ぬのに汚いも美しいもないのだが、この射殺シーンは恐れ入る。射殺シーンで美しいという印象を持ったのは、もしかしたら初めてである。この撮影はもっと評価されてもいいのではないかと思う。画面が赤でチカチカする場面があるが、いわゆる売春防止法下の赤線と、ロケ地の海の青で青線を想起させているようにも見える。