
ニールヤングの名盤となるとやはり『ハーヴェスト』か『アフターザゴールドラッシュ』となる。ではどちらが好きかというと、人によって変わってくる。以前私の先輩は「ニールヤングはアフターザゴールドラッシュだね。あの後は馬になっちゃったしね」とか言っていたが、私にはどうしても『ハーヴェスト』は陰、『アフター…』は陽のイメージがあり、好み的にはハーヴェストが好きである。もっともサザンマンという名曲も後者には存在するが、サザンマン=『4ウェイストリート』という必殺の方程式が成り立ってしまっている。事実、ジミヘンやジャニスの死という当時のアメリカンロック衰退がアルバムに醸し出されていて暗く、そしてその暗さがひとつのコンセプトとして一体化したアルバムである。この約20年後、『ハーヴェスト』はさらにすばらしい『ハーヴェストムーン』と化して戻ってくることになる。1972年。