特捜最前線『過去を撃つ女』 | 公式塾長のブログ

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前回といい今回といい、ラストの歯切れの良さは個人的には好きである。これ以上の説明は無駄、といった感じ。ただ、この佐藤肇という監督の作品はあまり好きにはなれない。この人の作品は全体的に無駄がないため、テンションが張り続きなため、息がつけない。それは良いことなのかもしれないが、見てて疲れるのである。たしかに無駄がないことはいい。ただし、無駄があることで視聴者は考えることができ、ひと息がつける。そして、その無駄が実は重要なシーンだったと後から気づいてしまったり。無駄があった方が物語に奥行きができ、視聴者の心に残ることもある。メリハリができる。この佐藤肇という監督は、その無駄を省いてしまったこともあり、全体的にハリハリである。だから唐突にシーンが変わったり、忙しい。それはのちに出てくる、プルトニウム爆弾や、神代夏子編、函館誘拐捜査でもよく感じることができる。これが夜中の10時から始まっては、当時の視聴者も寝るのに苦労したのではないだろうか。心臓バクバクのままでドラマが終わるのだから。