‘鏡は横にひび割れて’ | 公式塾長のブログ

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以前、新聞のコラムにアガサ・クリスティの本を引用していた文があった。なかなか通なことを書くと思い、出てきたその本の名前は、‘鏡は横にひび割れて’。


このコラムのテーマは、現在流行している‘風疹’。いわゆる‘はしか’である。この病気、現在では治療法があるが、昔は結核同様、不治の病とさえ言われた。子どもがかかってしまえばまさに死んでしまう。


で、なぜ風疹とクリスティが関係するかというと、この本ではある殺人事件と風疹が重要なポイントになる。クリスティは全般にそうだが、犯罪の加害者というより、犯罪の被害者の性格が事件に関わる。それも宿命と言ってしまえばそれまでだが、風疹という病気によって運命を狂わされた人間もまた、宿命を宿していたのかもしれない。松本清張の‘砂の器’もそんな感じだった気がする。(映画版。加藤嘉の演技がすごすぎた)