例えば、「みんな楽しそう」。これは普通に見ると「ミンナタノシソウ」と読めるが、ちょっと視点を変えると、「ミンナラクシソウ」とも読める。これはどちらも読み方は正解である。しかし前者が肯定的イメージなのに対し、後者は否定的イメージになってしまっている。したがって、声に出さないとこの文は意味的にどちらなのかわからない。
大ヒット曲「ハナミズキ」。以前言ったかもしれないが、これは花の名前だったと思うが、漢字で表すと「花見好き」とも言える。また、単語の切りようによっては「鼻水(期?)」とかになってしまう。この有耶無耶感が非常に良かった時期がある。つまりは、井上陽水、奥田民生、さらには大滝詠一などの大御所が求めた、まるで意味を成さない感覚的な日本語によるロックを、一青窈は継承している。