恥ずかしながら、好きな人には最近はなるべく早くコクっている。四十近い人間が言うので恥ずかしい話だが、未だ成就した恋はない。あっても長続きしない。だから焦っているのだろう、コクっては玉砕する。
そんな軽くなった自分でも、純なときはあった。大学生当時はコクらなくて後悔した。人は誰でも自分にとってのアイドルがいると思う。その人はたいてい多くの人に一目おかれている。タレントは皆そうだが、現実にはめったにいない。幸運なことに大学時代そんな人がいた。出席番号がひとつ違いのため、ほぼ毎日目の前に彼女がいた。人生40年たとうとしているが、未だ彼女のような美人に会ったことはない。その子は後で知り合いに聞くと、ちまたでも美人で有名だったそうだ。人柄も誰にでも気さくな、悪く言うと八方美人的だった。今で言うなら北川景子のような子で、こちらも、おはよう、の一言が笑顔で嬉しくなった。また、女性ながら煙草を吸う姿がえらくかっこよかった。自分の喫煙歴も、恥ずかしながら彼女に憧れたから始めた。
さて本題だが、彼女はぜんそくだった。だから結構学校を休んでいる時期があった。ぜんそくということを知らなかった自分は、授業に来ない彼女が心配になった。いや、自己満足に浸っていたので会えない日々が残念だった(ごめんなさい)。その子の友人に聞くと、入院しているという。さすがにお見舞いに行けるほどの仲ではなかったからそれ以上は聞かなかったが、心配になった。しかし自分には何もできなかった。
時期が過ぎ、彼女に学校で会った。退院できたという。自分は照れてしまった。照れて、おめでとうございます、としか言えなかった。ここでだ、素直になれなかったのは。安心した態度、心配していた自分をなぜもっと出せなかったのかと。気になってた子が戻ってきたんだ、素直に嬉し泣きくらいしてもよかったのではないかと。自分もよく、頑張って、と励まされていたのになぜ照れが邪魔して素直になれなかったのかと。
卒業して15年がたつ。今彼女はおそらく立派な家庭を築いているだろう。だから今ひそやかにここで本心を言いたい。退院本当によかった、ずっと会いたかったから、ほんと嬉しいよ。
あの笑顔、おそらく永遠に会えないだろうけど、なくさないで。
これアップされるの?書いてるうちにほんと恥ずかしくなった、熱がカッカカッカ(・・;)