極力買い物に行く回数は減らしたいものですが、生鮮食品については難しいところもあります。

私が肉をたくさん買った時にやっているのは、真空パックして低温調理するやり方です。
出来上がるのは柔らかいハム的な肉の、加熱済み真空パック。
もちろんそのままでも食べられますが、調理に使っても違和感なく使えるのがポイントです。
加熱殺菌されているので、調理時にまな板を消毒する必要もありません。

「カット済み野菜パック」みたいな感覚で使用します。

ちなみに加熱時間や保存できる期間が違うため、今回説明するのは豚肉と鶏肉のケースです。鶏肉ならもも肉か胸肉、ササミ、手羽など。豚肉なら三枚肉、ヒレ肉、もも肉、肩ロースなど。

1日目

  1. 一回で使いきれるサイズに肉をカットします。大きすぎると火の通る時間が変わってくるので、ほどほどのサイズで。
  2. 種類ごとにポリ袋に入れて、ソミュール液(5%の塩・砂糖を溶かした水)に浸します。

2日目

  1. 肉を液から出し、1個ずつナイロンポリ袋に詰めます。
  1. 真空パック機があれば空気を抜いてパックに。なければ少量の水を追加し、空気が入らないようにヒートシーラーで熱圧着して密封します。肉を2個以上入れる場合は、肉同士がくっつかないように離して入れられるようにします。
  2. 低温調理機をセットし、肉パックをまとめて加熱します。加熱時間は63℃/90分。量が多い場合はまんべんなく加熱できるように途中で位置を調整したりしてください。
  3. 加熱が終わったら流水ですぐ冷やし、冷蔵庫で保存します。
  • 単純に低温調理するだけなら普通のポリ袋やジッパーバックで十分ですが、保存する場合は品質保持のためにナイロンポリ袋を使用します。

賞味期限は冷蔵で1週間くらいが適当だと思いますが、私は使用時に加熱するなら2週間くらいは平気だろうと思います。
レトルト殺菌ではないので、常温での保存はできません。必ず冷蔵庫または冷凍庫で保存してください。
いちど開封したパックは使い切ること。再封して保存しないようにしてください。

これ実は普段からやっていて、毎日買い物するものも使いつつ、ストックもするようにしています。
災害はいつどんな風に発生するか、いつもわからないからね…