321-я Сибирская, фильм первый "Братья" | 主任のひとり言

主任のひとり言

会社内で主任を務めています

2018年製作のロシア映画なのですが、

題名を翻訳すると・・・321番目のシベリアン、映画1「ブラザーズ」

 

スターリングラードでシベリアから到着したばかりの師団と

ドイツ第6軍との戦いの映画です。

 

街の一角、建物の1つ1つを奪い合う戦い

出来はスターリングラードの戦いを描いた多くの映画の中で

1,2位を争うと感じました。

 

モノクロでの映像が戦場の現実を感じさせています。

 

終盤、

ロシア兵が屋外に放置されたピアノを弾くシーンがあるのですが

凄惨な戦闘シーンの後だけに、その音楽は強く印象に残りましたね・・・

 

 

 

 

 

水場でドイツ兵とソ連兵が鉢合わせしてしまうシーン

 

互いに争うことなく、ソ連兵が順番をドイツ兵に譲り

左の兵士が軽く会釈をするのですが

どこか救われました。

 

だれも殺し合いなどしたくないのですから・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

作品の中に多くのドイツ軍兵器が登場するのですが

どれも良く出来ていました。

 

3号戦車

この角度だとオリジナルのように見えます

 

前面からだと若干違和感があります

オリジナル(3号H型)ではないようですね

 

長砲身のJ型でしょうか

 

第11装甲師団のパーソナルマークを付けた3号戦車も登場します

 

でもこれは間違い・・・

第11装甲師団はスターリングラードの戦いに参加していません

 


 

このマーダーⅢH型は本物のようですが・・・

 

 

3号突撃砲(E型)            オペルブリッツ

どちらも本物なのでしょうか・・・

 

でないとすればほんと良く出来ています

 

 

 

ドイツ軍のsdkfz251とsdkfz222も良く出来ていますが

オリジナルではないですね

 

でもマーキングは正確です

しっかりとスターリングラードの戦いに参加した

第14装甲師団の師団マークが描かれています

 

37mm対戦車砲は本物です

 

ソ連兵が好んでドイツ軍のMP40を使うのも再現されていました

画像は全てお借りしました

 

 

この映画、ロシアの文化当局からは無視されたようですが

ロシア国民から広く支持されたそうです。

 

 

今ウクライナの東部ドネツク州アウディーイウカで

このような戦闘が行われているわけですから

ロシア国内からウクライナで殺し合うのは愚かだと

反戦機運が高まってほしいですね。

 

 

 

 

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コメント

    撃たれて倒れる演技がみんな上手いよね。

 

    この映画は戦争は苦痛であり、恐怖であり、死であることを

    ありのままに伝えています。

 

    今までの国威発揚のロシア映画とは一線を画しています。