民業圧迫 | 主任のひとり言

主任のひとり言

会社内で主任を務めています

日本郵政会社が2日、民営化で発足する郵便貯金銀行など四つの事業会社が始める新しい事業や、各社の人数など「実施計画」の原案をまとめたと新聞に出ていたね。


それによれば、郵便貯金銀行がクレジットカード事業や住宅ローンなど個人向け融資への参入をめざし、郵便保険会社では、医療・介護保険など「第三分野」への進出や、保障限度額の引き上げなどを検討しているみたい。


その計画が原案通り実施されれば、民業圧迫だと金融機関などから批判されるだろうね。

でも民営の会社になるんだから(10年は政府の関与が残るけど)、それはしかたないんじゃないの?


銀行界としては、まさかこんなことになるとは思わなかったから、郵便局を民営化しろと主張していたんだろうけど・・。今は後悔しているかもしれないね・・。


郵便貯金銀行との競争が始まれば、たぶん倒産する民間金融機関も出てくるだろうしね。


それによって地域の金融秩序が崩壊するかもしれないよね。



僕はそもそも郵便局をわざわざ手間をかけて四つの会社に分割するのには反対だったんだ。

竹中大臣はリスク遮断というけど(今でもどういう意味だかわからん)、分割する必要があるのかね?


現在無駄を省いた三事業一体の経営でうまくいっているのに、それを各社ごとに総務部門を配置するため6000人も職員を増員して、なんのための民営化なんだろうねぇ。



この民営化が最終的に失敗すると思うのは僕だけじゃないと思うけどな。


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コメント


(登場人物のプロフィールは5月2日のblogを参照)



(ヤス) 郵政民営化後、貯金・保険部門は規模を縮小して、その資金を民間に回すのがベストだと思って

     いたのに、どうしてこんな実施計画になってしまったんだろう・・。

このまま実施されたら、本当に民業圧迫になってしまうよ。

     郵政民営化委員会は、この計画を認可しないで白紙に戻してほしいよなぁ。


(しょう) 競争することで、利用者が便利になればいいと思うけどな。それで倒産する会社が出ても

      競争なんだからしかたないじゃんww


(たか) あまいな。金融秩序が崩壊することによって金持ちには便利に、おいら達のように一般庶民には

     手数料の増加など不便になるんじゃないのか?

     先の選挙で民営化という言葉に惑わされて,自民党に投票したツケがこの先まわってくるんだよ。

     一度壊したものは、なかなかもとには戻らないからな。 

     おいらはaopmanの考え方に賛成だな。

     この民営化、たぶん失敗するぞ。 

                                                               

(しょう) たしかに6000人も増員して分割する必要があるんですかねー。

      それだけ人件費もかかると思うけど。でもおれ達にとっては就職口が増えていいのかなぁ。

    

(ヤス) 自分は郵政民営化は正しいと思うけど、問題はそのやりかたなんだよね。

     そのやりかたを間違えると、aopmanのいう通り最終的に失敗するかもしれないよなぁ。