日本のニュースで話題になっている『子ども放置法』↓
賛否両論ありますが、香港の場合はと言うと…。
厳しい条例があります
香港条例第212章(人身への侵害に関する罪への罰則)
16歳未満の子供を保護者の不注意、怠慢により怪我や危険な目に合わせたり、苦痛を与えた場合、最高で10年以上の懲役が課せられる可能性がある。
苦痛の定義には身体的のみに関わらず精神的な苦痛も含まれる。
留守番中、危険に陥り怪我などが無くても精神的苦痛がある場合も適用があるそうで、
子供が社会福祉局の監視下に置かれることもあるそう。
例えば、外で1人で歩いている子が誘拐されたとしたら、誘拐した犯人だけではなく、子供を放置していたとの事で、親も責任の刑法に問われます。
家の中で事故があった場合も同じ。
16歳未満と言うと、娘が今年やっと16歳になったので、高校1年生まで家でお留守番は
法令上禁止と言うことです
厳しい法令かもしれませんが、香港人はしっかり守っています。
香港は共働きが殆どなので、住み込みのお手伝いさん制度が深く浸透しています。
3世代で住んでいるご家庭も多いです。
一緒に住んでいなくても近所に実家があり、学校のお迎えはおばあちゃんが行い、親が帰って来るまでおばあちゃんの家で過ごします。そして夕飯は帰って来たお父さんお母さん、3世代みんなで食べて家に帰宅。
なんて生活をしているご家族をよく聞きます。
うらやましい
スクールバス制度も充実しているので、日本とは社会背景がだいぶ違います。
安心して働ける環境が整ってる!
特に子供の一人歩きについては、全くと言って見ません。
小学校高学年ぐらいまで、大人が誰かピッタリくっついています。
男の子でも女の子でも。
桁違いのお金持ちはSPが付いてる子も
マッチョめなママ💪かと思ってご挨拶したらSPだった事あり。
女の子だと女性SPじゃないとトイレに一緒に入れないからだそう。
幼稚園生ぐらいだと外国人ヘルパーも信用ならないらしく、おじいちゃんおばあちゃんが頑張っている姿が多いです。
なので娘の幼稚園時代、ママ友よりオバ友の方が仲良いパターンもありました。
過保護めに育った香港育ちの子がいざ日本本帰国になって、日本の通学路を1人で歩けるのかが心配!
とよく聞く話です。
外歩きは小学校高学年のIDカード(11歳でもらえる)を持ち始めた子ぐらいから徐々に見かけます。
娘の親友(香港人)は15歳になるまで一人歩きはさせてもらえませんでした。(お友達や誰かが一緒ならok)
高校生なのに公共バスにも乗った事がない箱入りちゃんも結構聞く話
特に厳しいのがお家でのお留守番。
外なら誰かが助けてくれますが、家の中だと誰も助けてくれません。
放置していると近所から警察へ通報もあるとか。
日本からの駐在したてでこの制度知らずに通報なんて事もあり得るので、ご注意をー。
この国で警察にお世話にはなりたくないので法に従わざるを得ません