何故ルアーで?
ルアー釣りを全くしない知り合いから言われた一言である、色々とその知人には話したが、小さくまとめると、「こだわり」でしかない、これは釣り全般において色々当てはまる事だが、朱鞠内湖での私のイトウ釣りも色々こだわっているものがあって今のスタイルがある
趣味で釣りをされてる方、とくにキャッチアンドリリースをしている釣り人それぞれ色々なやり方があり、共通して何かにこだわって釣りをしていると思います、そのこだわりは千差万別であり、ゆえに個人のこだわりから外れたものを否定したくなるし、優劣をつけたくなる
餌釣りはだめだとか、ルアー釣りはだめだとか、ボート釣りはだめだとか、ナイロンラインじゃないとダメだとか、ミノーじゃないとダメだとか、スプーンじゃないとダメだとか、フライじゃないとダメだとか、グラスロッドじゃないとダメだとか、静かに釣らないとダメだとか、釣りは一人でやるものだとか、沢山釣っちゃだめだとか、止水のイトウはダメだとか、
この中にみなさんのこだわりや、否定があったでしょうか?
みんな何かしらのこだわりがあるわけです、シャケ釣りや、チカ釣りのように釣れればよい!じゃないのですよね、釣るまでのプロセスやスタイルにこだわり釣りをしているジャンル、当然そこには先ほど書いた様な個人個人のこだわりがあり、こだわってるからこそ、そこに自分なりの理論があったり、何かを関連付けで分析したり、だからこそ、他の釣り人を尊敬したり、憧れたり、否定したり、バカにしたりも出てくる。
そうそう憧れといいますと、最近お会いできてなかったのですが朱鞠内湖に来られてるルアー釣りの重鎮の方と久しぶりに10月に前浜でお話したのですが、それがカッコよくて、もう何十年と朱鞠内湖に通ってる方で、朱鞠内湖を知り尽くしてる方です、その日も3本イトウを釣ったとのこと、そしてこんなお話をしていました。
「どうすれば釣れるのかって?ルアーやロッドみたいな道具やテクニックはあまり関係ないよ、その場所に魚がいるかいないか判断できる眼が大事、ここは粘るべき、ここは移動するべき、その判断が出来るか出来ないかが重要、あとは運さ」
とてもシンプルで納得出来るお話、年配の方と言っちゃ失礼かもしれませんが、ありがちな押し付けも無ければ、上から目線もない、そしてなによりテクニックは当然あるのに、最後に運という言葉、カッコよすぎです!こういう年の取り方をしたいなと思いました、ほんと憧れますね
釣りに限らず他の趣味でも、興味を持ち何かをやり始める時、本やネットで情報を得て、誰かに憧れ尊敬するパターンもあれば、それをやり始めてから出会いがあり、その人に憧れその言動や行動を信じ真似る。自分一人でそれを信じ、やる分にはなんら問題は無いが、誰かに配信するときに、それが100%正解で、これから外れたものは間違いだ!と、匿名でするのはちょっと違うと思うので注意はしている、いくらブログとはいえ私も匿名ですし、匿名で文句を言うネットの人達と私も変わらない立場です、ああ、でも車中泊で隣の車がうるさいとか、書いたことあったかな、反省しないとですね^^;
最後に私のこだわりを書こうかな、とにかく私のこだわりや考えなので他を否定しているわけではありません。
〇ルアーのこだわり「このルアーで釣ってみたい!というルアーを使う」〇
ミノーしか使いません、何度も助けてくれた信頼できるミノーはあるけれど、このミノーでイトウ釣れたら嬉しいな!っていうのが好きで、今でも新しいミノーをたまに買ってます。釣果が調子の良いときは釣ってみたいミノーに取り替えて粘ったりしてますね、釣れるルアーを自分で探す楽しみ、それが好きなので逆にブログでは釣れたルアーを見せていません、それも釣りの楽しみの一つだと思ってるので、自分で考えて選び操作して釣る、道具との特別な出会いがそこにもあります。しかし友人に言われたことがあります、おまえのルアーケース見てもなんの参考にもならないってw どういう意味なのか私にはわかりませんが知りたい方は声かけてくださいお見せしますよw そうそうたまにですが陸っぱりするときもミノーを使ってます、全然遠くへ飛ばないんですけど、やっぱりミノーです、ボート乗らなかった時は、とにかく遠くへ!みたいな考え方ありましたが、ボートに乗ってみると、沖で釣れることもありますが半分ぐらいの釣果は岸にめがけてキャストした釣果なんですよね、それから考え方変わりましたね、たまに陸っぱりするときも、岸と平行にキャストして水深の浅い場所巻いてくることが多くなりました。色々な釣り方経験すると考え方がガラっと変わることありますよね、フライとか他の色々な釣り方経験したらもっとミノーでの釣りも成長できるのかもしれませんね。
〇リール&ロッドのこだわり「自分に合ったもの(価格も含む笑)」〇
このリール・ロッドで釣りたいってのがあればそれで十分だと思います、古いから悪い!新しいから良い!という考えは無いです、使ってみて良いものは良い、悪いものは悪いと自分で判断し、使いたい道具を使い評価します。現在使ってるメインリールはダイワの3000番のイグジストとカルディア、ロッドはダイワのファントムNT7.7フィートのミディアムライトのロッド2本です、ロッドは安物のガッチガチで、高確率でサクラマス逃がしてますwマグシールドになってからダイワのリールを使ってこれはいい!と思ったことがありまして、ボートで釣りをしていると、不安定なので何回かロッドを落としたことがあるんですが、なんと最近のダイワのリールその軽さのおかげで数分浮いてくれるのです!(ロッドのコルクの使用量にもよるのかもしれませんが)そのおかげで無事に回収することができました。古い他のメーカーのリールで落としたときは数秒で見事に沈んでいき、無事に回収はできましたがベイルが上がりっぱなしで落としたためラインを手で巻き取り回収したので、その日は使い物にならないとういう経験をしました^^;
〇ライン「ラインブレイクでイトウにダメージを与えない物」〇
たまに細いラインでこんなに大きな魚釣ったぞ!という人もいるけど、バーブレスとはいえ、変なかかり方(丸のみ状態)もあり得るし、切れた時にイトウに負担をかけたくないってのがあるので、なるべく切れないラインにこだわってます。今はPE1.2号、ショックリーダー代わりにナイロン3号使ってます95cmのイトウ釣った時も切れる気配はなかったですね、どちらかというと引っかかった時の切株との戦いかもしれませんwちなみにショックリーダーの結束はノットアシスト2.0でFGノットしてます。
〇フック「バーブレス&シングルフック」〇
釣り上げたイトウのダメージ軽減のために始まった朱鞠内湖のルール「バーブレス&シングルフック」とても良いと思います、先日120mmのルアーを丸のみされた時、バーブレスでも外すのにかなり苦労しました、これがバーブありだったらと思うとゾッとしましたね、ただ、バーブレスフックで強い針が無いというのが残念、とある針メーカーのバーブレス太軸8割使っているのですが、このフック80cm以上かかるとドラグキツキツだと高確率で曲がります^^;ラインよりフックの曲がり危惧してでドラグ調整してるぐらいです! なので最近はヴァンフックのバーブ潰しに徐々に変えて使ってます、潰すとそこから錆びるんですよね~ヴァンフックから太軸のバーブレスでないかなー^^; 赤色フックだとウォーターランドのフックは強かったですね、流石村田さんんですねw しかしそれもバーブありなので潰したところから錆びますね、最近はグレー色のヴァンフックがお気に入りです。
〇ランディングネット「イトウを傷つけないネット」〇
朱鞠内湖での釣りはバーブレス・シングルフックでイトウのダメージを最小限するルールがありますが、ランディングネットに関しては特に制約はありません、私は数年前までラバーネットを使ってませんでした、しかしその際釣り上げたイトウの尾びれがネットの網目に食い込み、痛々しく裂けることが多々あり、また、イトウの口の付け根もそのネットに引っかかりやすく、裂けることもありました。折角バーブレスフックを使ってイトウのダメージを軽減してるのに釣り上げたイトウがネットでダメージを負う本末転倒の状態に憤りを感じラバーネットに変えました。ラバーネットは重く、目も細かいのが多いのでなかなか使い辛いですがこれ以外の選択肢は無いと思っています。
〇イトウのこだわり「朱鞠内湖のイトウ」〇
他の場所で1m以上のイトウ釣った!と聞いてもあまり関心はないかな、朱鞠内湖という場所で1m以上のイトウを釣るっていうことにこだわってます、朱鞠内湖はイトウを守るためのルールがしっかりしており、漁協により水質調査が毎年され、産卵川はオールシーズン全面禁漁で、その川の遡上経路もしっかり漁協に管理されています、イトウを減らさない努力がちゃんとされている釣り場です。来る釣り人もマナーが良く、常に気持ちよく釣りが出来る環境です。そんな環境だからこそ何度もキャッチアンドリリースされて知恵がついて大きくなった1m以上のイトウを朱鞠内湖で釣ってみたい!イトウが沢山つれるので「朱鞠内湖は大きいイトウの釣堀だ」って言う人もいますが、沢山つれるのはたいてい80cm以下のイトウです、しかしながら個体数も少ないってのもあるとは思いますが、90cm以上のイトウは知恵がつき釣れなくなると思っています、そこでの知恵比べが楽しいし、だからこそ釣った時の価値があると考えてます。朱鞠内湖には1mオーバーのイトウは必ずいます、今年もハッスル岬で1mオーバーのイトウを釣り上げた方がいたと聞きました。朱鞠内湖で1mオーバーのイトウ釣った方のそのテクニック、そのアイディア、その場所と雰囲気の目利き、その運、全ての技術に対して本当に尊敬し憧れます。それを追い続けて私は通ってるのかな、今まで釣り上げた一番大きいイトウは95cmです。
〇写真のこだわり「迅速に」〇
イトウの写真に関して、昔は網からだして誇らしげにイトウを持ち上げ写真を撮ってた時期もありましたが、数年前に漁協の方からイトウを気中に上げお腹を持って写真を撮った場合、産卵時期は特にイトウに負担をかけ、卵や精嚢にダメージを与える場合があるのでやめてくださいと注意があり、そんな考えは一つもなかった自分が恥ずかしくなり、その時期から産卵時期じゃないイトウでも、気中から上げる時はネットで上げて写真撮るようにしました。確かに手で持ち上げた際に大きいイトウになればなるほど、自重で持ち手の内臓が圧迫されますよね、尾びれの付け根も暴れないように強く握りしめたり、それがイトウにとってどれ位のダメージなのか分からないし、リリースしたイトウは泳いでいきますが、その後どうなったかなんて誰にも分からないですしね、魚のダメージに関しては釣堀のルールを参考にするのが分かりやすいかもしれませんね、閉塞された小さな空間で、その魚のダメージと死を最後まで管理して導き出されたルールでしょうしね、写真を撮るときは魚へのダメージを最小限の負担で短時間で写真を撮ることにこだわっています。
以上です!たまにはこんなブログ内容もいいかな?年取ったのか理屈っぽくなってますが。。。
え?前から理屈っぽいって?妻に結婚当初から言われてるんだった・・・w