こんにちは。aoです。
もう秋も終わりに近づいてきてそろそろ冬が来ますね。
今月で私が一気断薬をしてからちょうど1年半が経ちました。
本当に長い1年半でした。
去年一気断薬をした私は1年半後もまだ自分が離脱症状に苦しめられているとは想像もできなかったでしょう。
本当は離脱症状から完全復活をしてからブログを書こうと思っていたのですが、中々しぶとく完全復活はまだできないようです。
希望が持てるようなブログを書けなくてごめんなさい。
しかしこの経験は離脱症状の経験者として絶対に死ぬ前に記録として残さなくてはいけないそんな使命感に駆られながら死ぬ思いでブログを書いています。(笑)
なので皆さん暖かく見守っていただけると幸いです。
前置きが長くなってしまいましたが、今回のブログは「決意の上行った一気断薬」について書きたいと思います。
断薬を決意した私はまず先生に薬を辞めたいと相談をしました。
「今はまだそのタイミングでは無いと思う。薬を今減らすのには賛成できません。」
と薬を辞めたい私に対し、主治医の先生は薬の断薬に否定的でした。
「薬を辞めるのは今じゃない。」確かにその時の先生の判断は間違ってはいなかったと思います。
実際その時私は人生で初めての無気力なうつ状態にあり、5年間通院していた中でも良い状態の時であったとは言い難い状況にありました。
確かに薬を辞めるタイミングはその時ではなかったかもしれない。
しかしでは果たしてこの5年間の通院の中で私が薬を辞めるタイミングは本当になかったのだろうか?
私はそう疑問に感じました。
今まで何の疑問も持たず、薬を処方通り飲んできたけれど病気が治ることは無かった。
タイミングが来たら本当に先生は断薬を私に提案してくれたのだろうか?
このままもし私が断薬の話をしなければ、この先もずっと精神科に通い、薬を処方され続けることになるのではないか。
直感的にそう思ったのです。
当時の断薬を決意した私の意思は固く、
「先生が断薬に否定的なのであれば、自分で断薬を成功させ、私に薬が必要でないことを証明しよう。」
そう思いました。
こうして私は夕食後に飲んでいた最後の1錠のお薬を自己判断で一気に断薬し、とんでもない生き地獄を味わうことになります。
この時、最後の1錠だからとたかをくくらず減薬をしていたら今頃こんなに離脱症状に苦しまずに済んだのだろうか?
これは一気断薬した今も思います。
その答えは分かりません。
しかし過去は悔やんでも変えられない、たらればを言っても今更仕方ありません。
いくら悔やんでも過去には戻れないのです。
それにもしその頃に戻り離脱症状の存在を教えても当時の私は信じるでしょうか。
ネットの情報を信じ、きっと酷くても半年くらいで終わるだろうと思ったに違いありません。
だから私は伝えたい。
離脱症状の残酷さを、辛さを、そしてその被害にあった当事者のやるせなさを、この現実をきちんと後世に残したい。
精神科医や製薬会社はもちろん、少しでも多くの人に知って欲しい。
日本では今やたくさんの精神科、メンタルクリニックがあります。
毎日たくさんの患者が訪れ、たくさんの薬が処方されています。
敷居も低く、安易に人々が病院にかかることができる環境があります。
それはつまり誰でもいつでも私のような状況に陥る可能性があるということ。
もちろん、自己判断で勝手に断薬をした私が悪いと言われればそうかもしれません。
しかし本当にそうでしょうか?
普通に考えれば、患者が飲むのを辞めただけで異常が年単位にわたる薬を販売する方がおかしいのでは無いでしょうか?
そんな薬を販売するのであれば、医師が患者に薬の副作用やリスクをよく説明してから処方するのが筋なのではないか?
色々な意見があると思いますが、私はそう思います。
残念ながら今の現状は精神科医でさえも離脱症状の存在を認めず、メンタルの問題と片付けるとゆゆしき事態が存在しています。
中には離脱症状の存在を認める意思もいます。
しかしその医師でさえ年単位で離脱症状が続くわけがないと離脱症状を軽く考える医師が多いのが現状です。
誰も助けてはくれない、自分の身は自分で守るしかない。
壮絶な離脱症状を経験した身としてそう思います。
長くなりましたが次回は「私が断薬後に経験した壮絶な離脱症状について」書きたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました☺︎