2007年 春 学園もの映画の依頼があった。

なんでも大乱闘する不良高校生の話。

ふ~ん て感じで お題は?  

人気コミックの映画化なのでした

 

三池組 クローズZERO 

 

僕の時代は 不良学園ものはビーバップハイスクールだったので 世代的には後ですね。

場所は大阪府は高槻市にある 高槻南高校だ。

まずはロケハン  なんと廃校ではないか・・・しかもマンモス校なのだ。

でかい学校だった。

ここは 今では取り壊され学校自体はもう無くなっています。もったいないな~。

住宅地になっているとかどうとか・・・・

でも、廃校になっても いろんな映画のロケで大活躍した場所なのでした。

 

 

 

当時 まだまだきれいなままでした。

学校の玄関口 門扉です。

静かな住宅地にある ふつうの高校。

 

 

廃校って なんか 寂しい雰囲気ですね。

 

一見 平和そうな学校ですが、この後見るも無残な姿に・・・・・

 

 

まずは 門扉を 錆びた感じに・・・・

 

 

 

 

で  壁面ですが 大落書きを・・・・

 

恐縮です〈笑)

 

ボランティア学生 スタッフ 手が空いてる人たち もちろんうちのスタッフ全員で・・・

落書き~

 

落書きってここまで来ると何描いていいかわからなくなってきます。ネタもなくなる。

一応 落書き表なるものは渡されたのですが・・・

本来 落書きと言うものは いろんな奴が個々 描いて去っていくものなのですよ。

ほんの十数人が あれやこれやで描いても 同じような感じになってしまう。

そこがこの仕事のテーマでした。毎日 どんなもの描こうかと 悩んでましたね。 

もちろん 下ネタは禁止!!

 

で  うちのスタッフと記念写真。

でも ここ小中学生の通学路なので 仕上がってからシートで隠して見えないようにしてました。 教育委員会やご近所から結構苦情があるらしく 

製作部は、なかなか苦労していたような様子でした。

あげくは、夜中にはわけのわからない不良少年どもが勝手に落書きしに来る始末。

しまいにはガードマンまで動員。撮影終了まで大変だったご様子。

 

 

 

さ~ いよいよ 教室!!

 

 

 

確か 劇中 一発目の喧嘩のシーンで出てきた教室だったかな。??

 

 

なんか壮絶ですな。

 

僕の子供ならこんな学校行かせません〈笑)

 

 

玄関口も段々と殺伐とした感じに・・・・

 

 

廊下ももちろん手を入れていきます。 なんせこの高校 マンモス校で撮影範囲も広かったので 超大変です。

 

 

 

来る日も来る日も落書き落書き・・・

日が重なるごとに 雰囲気が出てきます。毎日うつろな感じで落書き。

 

そんなこんなで続きのお話しは次回に・・・・・

 

ではでは・・・・

 

 

 

クローズZERO

 

 

2007年10月27日公開 配給:東宝
上映時間:128分/ビスタビジョン

 

スタッフ
 
原作:高橋ヒロシ
監督:三池崇史
プロデューサー:山本又一朗
企画:濱名一哉
共同プロデューサー:佐谷秀美
アソシエイトプロデューサー:岡田有正、富田敏家、堀之内郁哉
脚本:武藤将吾
撮影:古谷巧
美術:林田裕至
照明:高坂俊秀
録音:石貝洋
編集:掛須秀一、長坂智樹
音楽:大坪直樹
音楽プロデューサー:古川ヒロシ
整音:小原善哉
音響効果:柴崎憲治
助監督:西山太郎
制作担当:武石宏登
キャスティング:楠本直樹
スタイリスト:北原哲夫
衣裳:青木しげる
車輌:相馬亭、 大山賢徳、佐久間信隆、尾崎建次、中尾正伸、佐藤潤、 河野智宏、 岸谷佳治
アクションコーディネーター:辻井啓伺、出口正義
CGIプロデューサー:坂美佐子
CGIディレクター:太田垣香織
製作:「クローズZERO」製作委員会(TBS トライストーン・エンタテイメント 東宝 MBS 秋田書店 CBC ハピネット)
 
キャスト
 
小栗旬
やべきょうすけ
黒木メイサ
桐谷健太
高橋努
鈴之助
遠藤要
上地雄輔
伊崎右典(FLAME)
伊崎央登(FLAME)
波岡一喜
武田航平
鈴木信二
大東俊介
橋爪遼
小柳友
渡辺大
深水元基
岸谷五朗
斎藤歩
松重豊
遠藤憲一
塩見三省
高岡蒼甫
山田孝之