今年は他害に始まり他害に終わる…

他害に振り回された1年でした。

他害相手は私ではありません。



今年の年明け早々、今まではなかったポイントで息子の癇癪があり不安な幕開けでした。

学校が始まり、しばらくすると担任に対する他害があると聞きました。

そして、メインのデイでも、サブのデイでも…

ある朝、すでにスクールバスに乗れなくなっていた息子を送って行きました。昇降口で息子が副担任を見かけると同時に副担任に向かって走り出し、手を振り上げたので私がとっ捕まえて息子を座らせて説得しました。


学校で標的になっていたのは副担任、メインのデイで標的になっているのは副施設長的な立場の方。どちらも女性です。

サブのデイでは標的という程ではなさそうですが、そこそこ背が大きい男性スタッフ。共通点は声が小さめ、優しそうな雰囲気なような気がします。



今年の2月に主治医に相談しリスパダールを増量、セレニカはそのまま継続。

3月に支援者会議をしました。学校で、担任、副担任、相談支援員、メインのデイの施設長、サブのデイの施設長に集まっていただき情況の確認、情報共有…解決策は特に決まらず。


4月になりクラス替えがあり、主担任は残留、副担任は別のクラス担任になりました。それ以降は、主担任が言うには「たいしたことはない」とのことなので、手が出るのはゼロになっていないものの息子が手加減したり、担任の先生方が避けたり防いだりしてくださっているようです。

サブのデイではめっきり大人しくなり、指示が通ることが増えてきたそうです。

運動会も発表会も無事に終わり安心してきていた先月…


メインのデイで、副施設長に対する他害がありました。怪我を負わせました。

散歩に出るため副施設長が「手をつなぐよ」と言い、息子が拒否。

そのあと副施設長が息子の手を取り繋ごうとしたところ、息子がひっかきました。

本当に申し訳ないことをしでかしました。人様を傷つけるなんて。

このことで初めて保険対応をしました。息子をちゃんと育てられない自分が情けないやら、息子への怒りやら…


息子への言い聞かせはもちろんし続けますが、結局のところ頼るのは薬。これでいいのか分かりませんが、リスパダールは増やせないのでセレニカ増量、エビリファイ追加。


ちなみに私に対しての他害は、5歳位を最後にありません。

メインのデイの施設長が強度行動障害支援者養成研修を受けているそうで、いろいろ相談させてもらいこういう時はこういう風にしたらいいと具体的な事例を上げて説明してくれます。荒れそうな息子と対峙するときは毅然とした態度で、なんなら施設長になったつもりで施設長のように対応しています。

恐らく副施設長も対応例はたくさん聞いていると思うし、施設長から今回の対応事例を副施設長にも話したと聞いています。

私も施設長と同じ対応ができているわけでもないし、全員ができるものでもないと思いますし。

障害児対応ができていないから他害をしていいわけではないので、息子がこれからどう理解してどう我慢していくのかを、サポートし続けていかなくてはと思いました。


来年は、良い年になりますように。

文字のみで、長々と失礼しました。

良い年をお迎え下さい。