昨日始まった今季の大学駅伝の戦い!
「日大の歴史を変えたかった。みんなの日大が勝ったよ」
流暢(りゅうちょう)な日本語でまくしたてると、2連覇した優勝カップを高々と持ち上げた。
学生3大駅伝の幕開けを飾る出雲では4年連続でアンカー。昨年の1分29秒差には及ばないものの、同じ5位で、トップの山梨学院大・コスマス(2年)から41秒遅れてタスキを受けた。距離およそ140メートル。来日前まで視力「3.9から4はあった」というダニエルは、すぐにコスマスの姿をロックオンした。
7.8キロ地点で真後ろにつくと、8キロで一時は前へ。再び並走した後、8.4キロ過ぎにスパートし、コスマスを置き去りにした。その後は沿道のファンに手を振り、白い歯がこぼれる余裕ぶり。レース直後にはケニアの後輩をスワヒリ語で「ウメジャリブ(お疲れさま)」とねぎらうほどの完勝劇だった。
レース前には愛用する携帯型音楽プレーヤーが電池切れのアクシデント。大好きな「永ちゃん」(矢沢永吉)の曲が聴けず、代わりに故郷でミュージシャンとして活躍する兄が歌うソフトミュージックで気持ちを落ち着かせた。個人タイトルを総なめにした今年の学生トラックシーズン。
日大V2!
ダニエルが4人抜き/
出雲駅伝
2010年箱根駅伝は
ついに宿命の対決5区に注目!
今年2009年正月の箱根駅伝山登り5区で区間新記録を作った『新・山の神』東洋大・柏原竜二(2年)を強烈に意識。チームの悲願達成のために既に4度の“試走”を終えている。出雲路から始まった大学駅伝。

超人快速ダニエル神話は・・・・・・・・・・・
来年の箱根路5区までつながっているという。
東洋大学:山の神~柏原竜二
VS
日本大学:超人快速ダニエル
10月13日7時52分配信 サンケイスポーツ
第21回出雲全日本大学選抜駅伝競走(12日、出雲大社正面鳥居前-出雲ドーム前=6区間44.5キロ)日大が一部改められた新コースで2時間10分07秒で優勝した。学生長距離界で無敵のギダウ・ダニエル(4年)が最終6区(10.2キロ)で2年連続区間新記録。トップと41秒差の5位でタスキを受けると、昨年と同じ4人抜きを演じてゴールに飛び込んだ。日大は03、04年に次ぐ2度目の2連覇。
ユニホームに書かれた日大の『N』マーク。ゴール手前でタスキを外したダニエルは、誇らしげに『N』を突き出した。
ユニホームに書かれた日大の『N』マーク。ゴール手前でタスキを外したダニエルは、誇らしげに『N』を突き出した。
「日大の歴史を変えたかった。みんなの日大が勝ったよ」
流暢(りゅうちょう)な日本語でまくしたてると、2連覇した優勝カップを高々と持ち上げた。
学生3大駅伝の幕開けを飾る出雲では4年連続でアンカー。昨年の1分29秒差には及ばないものの、同じ5位で、トップの山梨学院大・コスマス(2年)から41秒遅れてタスキを受けた。距離およそ140メートル。来日前まで視力「3.9から4はあった」というダニエルは、すぐにコスマスの姿をロックオンした。
7.8キロ地点で真後ろにつくと、8キロで一時は前へ。再び並走した後、8.4キロ過ぎにスパートし、コスマスを置き去りにした。その後は沿道のファンに手を振り、白い歯がこぼれる余裕ぶり。レース直後にはケニアの後輩をスワヒリ語で「ウメジャリブ(お疲れさま)」とねぎらうほどの完勝劇だった。
レース前には愛用する携帯型音楽プレーヤーが電池切れのアクシデント。大好きな「永ちゃん」(矢沢永吉)の曲が聴けず、代わりに故郷でミュージシャンとして活躍する兄が歌うソフトミュージックで気持ちを落ち着かせた。個人タイトルを総なめにした今年の学生トラックシーズン。
ダニエルの真の野望は、
最終学年で迎える最後の箱根駅伝5区にある。
「箱根のキーポイントは山登り。
「箱根のキーポイントは山登り。
5区を走れば柏原に
勝つ自信は100%ある。
(中継所で)6分差なら大丈夫」
東洋大学の伝説~山の神~柏原竜二
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