小学2〜3年の頃、仲の良い同級生の友達がいました。学校が終わって帰宅後に、リカちゃんハウスに人形を入れて、彼女の家に行くのが日課でした。私は自分の部屋がなかったけど、Kちゃんは個人の部屋があったからです。ある時、Kちゃんの家を建て直すので、一時期アパートに移り住んでいたことがあります。それでもいつもの習慣というか、私がもっぱら遊びに行っていました。そんなある日、お姉さんが帰って来て、おやつ作ってあげようかと、私たちに、フレンチトーストを焼いてくれました。キッチンが繋がっていたので、お料理するところを見ていました。パッパッと手際よく、フライパンで焼いてくれました。昔の東京下町庶民のことですから、きびだんごや玄米パンなど、売りに来てた時代、フレンチトーストなんてオサレなおやつは、それまで見たことも聞いたこともなかったので、子供心に感動しました。今ではポピュラーな、フランスパンやメープルシロップではなく、食パンにバターとお砂糖をまぶしたものでしたが、ものすごくゴージャスなごちそうに見えて、甘くてふわふわで、とても美味しかった記憶があります。私は長女なので、こんなやさしいお姉さんがいてくれたらなぁと、憧れました。
今でもフレンチトーストを作ると、時々そのことを思い出します。それから私は何度も引越したので、もうどこでどうしているのかもわかりませんが、Kちゃんもお姉さんも元気にしてるかなぁ?
最近作った、自作のフレンチトースト
メープルシロップでも、はちみつでも,いけますね
フレンチトーストの懐かしい思い出でした