《二の酉in浅草》
※トイレ大問題

行くつもり無かったけど急に行こうと思い立ち行ってしまった。
水曜日の夜の事だ。
とても寒い夜だった。だから喜多方ラーメンを食べようと言うことになり、亀戸に行った。
そのついでに、バスに乗って、酉の市に行ってみた。

ハロウィンほどの騒ぎはない。

屋台がすごい。

これだけの人が、酒呑んで、トイレが足りるのかどうか?
最初のうちはいいだろう。
やっと座って熱燗呑んで焼き鳥つつけば楽しい筈だ。
だがその内、その楽しさを上回る尿意がやって来る。
それももう我慢が出来ない!となってからの我慢出来ない度が急速に予想以上に激しさを増す。

それから30人は余裕で並ぶ列の最後尾に並ぶ事になる。

自分なら、あっと言う間にパンツを下げてあっと言う間に放尿するのに、(男の場合はまた別)この列の個室に入っている人は個室で何をしているのだろうか?
そんなに簡単に公衆トイレで尿以外の個体を出せるのだろうか?

フォーク並びは大変ありがたい制度だ。誰もが皆平等に理不尽な事なくトイレを待てる。
と、思いきや、自分の前まで順調に進んでいた順番が、急に全員個体を分泌している状態に変わる。

そしてまた唐突に流れが良くなる。

この時の悔しさと言ったらない。
自分が一番待って一番悔しい思いをしているのに、自分の後ろから5番目辺りの人間は待つ苦労が少なく尿意からの解放が実現出来るのである。

何となく悔しくなりチラッと睨んでみる。

睨まれた事もわからないまま、5番目は悠々とトイレに入る。自分が開けた個室が和式だったら尚敗北感が募る。
膝が痛い人ならきっと中腰で狙いを定めるであろう。

そんな事があったら悔しいので、私はトイレがあったらとりあえず尿意が無くても、まず並ぶ。と言う激しい尿意の人には申し訳ないが、余裕な顔で並んだ。前の女性がイライラしているのが分かる。

しかし私は、その時尿意のない家人に別のトイレに並んでもらっていた。そこの列の方が進みが圧倒的に早い。途中でバトンタッチでそこのトイレに並んだ。

あー良かった!


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