《お前が打たなきゃ誰が打つ!》

野球の応援歌問題を考える五十嵐先生



この問題が出た時、遠ーい記憶が蘇って来た。



私が小学生の時に、特に運動神経が良い女子を集めて、地区対抗のソフトボール大会って言うのがあった。



私はもちろん見学側。



ピッチャーに選ばれた選手は、超美少女で、超運動神経が良く、超頭の良い女子だった。



【ご参考までに】

https://ameblo.jp/aoniyoshi1230/entry-12367985910.html



その前の年は、野性味溢れるごっつい少女がキャッチャーでキャプテンだった。

少女の発する気合い入れる為の合言葉





「行くぜっ!!!!」

そしたら他の選手が

「おおっっっ!」

って応える。





「行くぜっっっ!!」

「おおっっっ!!」

「行くぜっっっ!!」

「おおっっっ!!」





観客の私は痺れた。(カッコいい〜♡)





そしていよいよ最高学年になった我等が代表になるこの年(私はもちろん見学)



キャプテンは件の美少女が選ばれた。



私は、あの美少女の口から



「行くぜっっっ!!」

が飛び出すのかと思ったら、悟空以上にワクワクした。



誰からも認められる、美しい少女の口から、あの言葉が発せられる



「ぜっっっ!」は、男言葉である。誰が何と言おうと、男尊女卑と言われようと当時はそうだし、今でもそうである。



美しく聡明な、絶対に悪い言葉を使わないあの少女が、野趣溢れるその言葉を発するのかと思ったら、色んな想いが頭の中をグルグル回って興奮で倒れそうになった(バカ)。



授業の後で、集められて練習に励むエリート選手を憧れの目で見つめながら、集団下校した。



ひと月程経ち、試合の日がやって来た。



いよいよ!あのピッチャーで美少女のキャプテンの口から

「行くぜ!!」が飛び出すのだ。



ピッチャーがマウンドでに立つ。いよいよ!



そしたら、こんな言葉が出た。



「行くよ!」なぬ?

「はい!」お?



「行くよ!」

「はい!」

「行くよ!」

「はい!」



眼光も鋭くピッチャーの第1球が決まった。



この時、なんだかホッとした。



このホッの気持ちは、この美少女が泥にまみれ無くて良かったという安堵感。

何故上から目線なのかよく分からないけど、



「これでいいのだ」



とバカボンのパパ的思考で私の気持ちは落ち着いた。



後に、少女の方から涙の抗議があったと聞いた。



ただの傍観者の私と、指導する先生は、同じ気持ちだったのではないか?

美少女の口から「ぜっっ!!」って聞いてみたかったのではないか?

少女は、晒し者になるかも知れない自分の姿をとっくに想像していたのだろう。



それで、折衷案として、「よ!」を提案。(多分家族会議で可決された)



見事に少女は自分の身を守ったのであった。









今回の応援歌問題。



選手を「お前」と呼ぶのは子供の教育上問題がある。





って事だけど、裏を返せば、子供に「お前」って呼ばれたくない。って事じゃないの?



それをまた広げると、実は、応援団にさえも「お前」って呼ばれたくない。って事じゃないの?



球団があるから応援団があるんだからとか?



これを時代が変わったから仕方ない。ってするのなら、



『あなた(又は選手名さん付け)が打たなければ、どなたが打つと、言うのでしょうか?』



歌えるのだろうか?何とか無理してでも歌って欲しいような気がする。面白いから。



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