3ヶ月程通っているが、歯医者は怖い。
いくら
「痛くないですか？」を
「お痛みはないですか？」って言い方変えても、痛いもんは痛い。泣かないけど泣けてくる。
毎回毎回何をされるのか？と恐怖におののくのだが、3ヶ月も通ってると、先生と少しずつ打ち解けてくる。
歯科衛生士さんとかとも少しずつ顔馴染みになって来る。
この間神経抜いた歯に、ようやくかぶせるものを作るところまで来た。
神経抜いたのに、エア痛みに何度も謎の消毒をして
「お痛みが出ている間に、被せてしまうと、被せたところからまたお痛みが、出てしまい、被せた物を取らなくては、ならなくなるので、お痛みが引くまで、しばらく様子を見ましょう。」
と、お痛みが去るまで、被せられないので、私はひたすら痛みが去る日を楽しみにしていた。
神経抜いた歯の根を毎回グリグリされてから、（お痛み有り）蓋をされてまた一週間。
そしてついに、キチンと被せ物を作る日がやって来た。
色んな物を歯に置いて
「ギリギリ噛んで下さい。」だの
「グッと噛んで下さい。」だの
「前後にスリスリして下さい。」だの注文多い。
ある時は、健康な歯まで持っていかれるかの様な、強力なチューインガムみたいな物を噛ませられる。
ある時は、アルミホイルの様な感触の薄いもの。
「ゆっくり噛んで下さい。」だの
「しっかり噛んで下さい。」だの
何を噛んでいるのか、さっぱり分からなくなった。
そして、「軽く噛んで下さい。」と言われたので、最初優しく噛んでた。なかなか終わる気配が無いので、これは、もっとしっかり噛まなければいけないのでは無いか？？と思い直し、少しずつ、強めに噛んで行った。
何も言われないので、強く噛むんだったのか！
っと更に顎に力を入れて行った。
先生が、
「ちょっと噛むのやめてもらって良いですか？」
って言ったんで、顎の力を緩めた。
「指千切れるかと思いましたよ〜」
指噛んでるとか思わなかった。いきなり、思い切り噛んでたら、先生の指流血騒ぎで、傷害事件になってたかもしれない。