私の母方の祖母は明治生まれ。1900年生まれ。私の母は1930年生まれ。私は1960年生まれ。何と分かりやすい女三代。なんか、おどろおどろしい写真になった。皆この世の人ではない。真ん中が私の父。右後方の後方の人は笠智衆ではない。向かって右後方が、私の母方の母。私の祖母。父を挟んで、左が母の父。母が結婚した年齢は、27才だったから、この当時、この私の祖母は今の私と同じ年齢。
わたくしが
その人は、16で娘を産んだ。
今後はいつ、ひいばあちゃんと言われようが、戸惑わない人になりたい。
よく見たらそんなに変わらんか……。
こういうおばあちゃんにはなりたくない。って今の80代などは思った筈だ。
昔は、おばあちゃんは腰が曲がり、モンペを履き、野良仕事。それに類する仕事をしていた。
そうやって苦労して、育てられた筈なのに、80代のおばあちゃんは、自分の親のような、ばあさんにはなりたくないと言う。
昭和生まれのプライドがある。
体裁は整った。
腰が曲がり、
膏薬をコメカミに貼り、
仁丹を食し、
ほっかむりをする。
日常は、モンペ。割烹着。
火鉢の火を守り、
井戸で野菜を冷やし
井戸端で洗濯をする。
大変失礼な事に、そう言った明治の女を否定しながら、大正昭和を生きる。
そして、平成の世の中になり、おばあちゃんと言うおばあちゃんのイメージを払拭するために、若いおばあちゃんたちは、頑張って見かけを整えた。
白髪を紫に染めたり、などと意外なことをして世間の度肝を抜いた。
杖も花柄を施した。手押し車と呼ばずシルバーカー?とか名前を変えて買い物に行った。シルバーカーは然るべき公的手段で1割で手に入る。
入れ歯を避け、大枚叩いてインプラント。
ところがです。まず、おばあちゃんって言うのは、子供が子供を産んだら必然的になる。見掛けもクソもない。祖母になる。
わたくしが
30代後半で
経験した
おはなし
その人は、16で娘を産んだ。
その人の娘も16で娘を産んだ。
16➕16=32‼️超単純計算。
その子が3才あたりで日本語を覚える。
その子に私はお菓子をあげた。
その子は、自分の母に報告した。
「このおばあちゃんに貰った」
まあ、その孫娘のお母さんのお母さんは、その孫娘と変わらないくらいの自身の子供もいて、若くて美人だった。
その美人は孫娘の関係として、おばあちゃんに間違いないが、私は、その孫娘のおばあちゃんではない。だが、その孫娘からしたら、美人のおばあちゃんと同年代の私は、美人がどうかは置いておいて、おばあちゃんと同類に変わりないのだ。
おばあちゃんと言うステレオタイプより関係性から入るの当たり前。孫娘が私をおばあちゃんと一緒に思うのは当然。
だけど、ステレオタイプのおばあちゃんをおばあちゃんと認識している私は、ショックを受けた。
若気の至り
今後はいつ、ひいばあちゃんと言われようが、戸惑わない人になりたい。
先般、ダウンタウンの浜ちゃんと松っちゃんに対して、高校生の女の子が
「こんなおじいちゃんが欲しかった!」
と言った時、ダウンタウンの二人は狼狽した。
狼狽した二人を見て、多分女子高校生は、ビックリした事だろう。女子高校生は最大限に褒めたのだから。
私たちは、確実に時代から置いて行かれている。
あなたは、決して若くない。
自分で思ってるより…