「仲間はずれはいけません!」
と、世の中の先生やおかーさんは言う。
しかし、世の中は全て意地悪と仲間はずれで成り立っているのではないだろうか?
小さい時、どんな遊びをしたか覚えてますか?
私は覚えてる。運動神経が鈍く、頭の悪い私は、ルールを覚えるのさえ精一杯。
まず簡単なところから行こう。
🌺花いちもんめ🌺
花いちもんめ⬅︎知らない人は勉強しなさい。
【花いちもんめ】は、仲間はずれ遊びである。
まず2組に分かれるところから、既に仲間はずれが始まっている。
この時、裏表とか公平な分け方なら良いが、ここから既に相談が始まる場合があるから要注意。
とりあえず、遊んでみよう。人数は5人ずつとする。
2組に分かれて、
「勝って嬉しい花いちもんめ!」
「負けて悔しい花いちもんめ!」
ウィキペディアによると、この間勝ったものから始める。とか言っちゃってるけど、ジャンケンから始まるのだ。
途中歌は数々あるが、全国共通の所から分析する。
「あの子が欲しい!」
「あの子じゃわからん!」
「この子が欲しい!」
「この子じゃわからん!」
「相談しましょ!」
「そうしましょ!」
そこで、相談すると言う大げさな演技が入る。
もう1番に誰を貰うか決まってるクセに…
お互いに貰う人を披露し合う。
「○○ちゃんが欲しい!」
「○○ちゃんが欲しい!」
ジャンケンポン!
これで勝った方の組に、負けた方の組みから一人貰う…。とこれを繰り返すわけだ。
🥫缶けり🥫
缶けり⬅︎知らない人は勉強すべし!
【缶けり】は、仲間はずれゲームである。
とっても優秀な人が鬼になった場合、ルールに則って粛々とゲームは進みあっと言う間に平和裡に終了する。
ところが、とっても優秀な人が、鬼以外になった場合、エンドレスサバイバルゲームに突入するのだ。
とっても優秀な人は、ルールの穴みたいな所を突いて来る。
鬼は、優秀な人に突かれて意味も分からず、従う。バカは損だ。つくづく思う。
優秀な人は、徒党を組んで缶をけりに現れる。
なす術もない鬼。
陽が暮れるまで鬼。
🌉通りゃんせ🌉
通りゃんせ⬅︎知らない人は勉強したまへ!
【通りゃんせ】は、仲間はずれゲームである。
2人で橋を作っていて、その橋を順番に通ると言う単純な遊びと思っている事だろう。
ところが、子供はどんなゲームであっても、必ず誰かを仲間はずれにしようと考えているのである。腕で橋を作った2人が、歌を歌う。
「トーリャンセトーリャンセ」
最初の内こそ、普通に歌っているので、順調に通る事が出来る。ところが、あろうことか、橋を作る2人と、その他はターゲットを置いて結託し始めるのだ。
突然歌が早くなったり遅くなったりする。ターゲットは意味が分からないが、流れに従って、ユックリ進んだり、早く進んだりするのだ。
だんだん歌も終わりに近づき、
「トーリャンセッッ」
で、必ずターゲットが罠に入るように、特に微妙でもない調整が始まる。
そして、案の定と言うかやはりと言うか、ターゲットは必ず捕まり、解散になる。
皆さんは本当に忘れてしまったのだろうか??
この世の中が、実は最初から、意地悪と仲間はずれに始まっている事を。