課長島耕作

ご存知ですか?シマコー。私は大好きだった。今でも持ってる。単行本。

読んでいると、私は、島耕作になった気分だった。
要するに、島耕作として、課長島耕作を読んでいた。



今、セクハラ問題で、失速する人が多い。

私は全て【島耕作】のファンなのではないかと考察している。


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もうね。
時代は変わったのよ。



とりあえず、私は女でありながら、【島耕作】に出てくる女の人に全く共感が出来ない。もちろん、漫画って分かってる。でも見事なまでの男の浪漫が溢れるのが【島耕作】である。

女は男のために生きる。
女はそれを喜びとする。

男はこの女とあの女とその女を生きる糧にする。
男はこの女とあの女とその女を満遍なく喜ばせる。

とは言え、いろんな駆け引きがその中に散りばめられている。漫画だから面白い。
現実だったらとんでもない!

漫画だけど、【島耕作】なら許せるわっ!
って漫画だから思える。
現実だったらとんでもない!



だけど、私が27才OLと格闘していた頃
実際にあったんだよね。

自分が行きつけの呑み屋のお姉さんを自分の会社に採用しちゃった部長。
そのお姉さんは、武田鉄矢に似ていた。

なんでもご結婚が決まりそうなので、昼間の仕事をしている人。と言う肩書きを作りたかったそうな。

お姉さんは、最初のうちこそ大人しくしていたが、(顔が武田鉄矢なのでそんな派手ではない)
その内本領を発揮し始めたのである。

朝まで呑んで、そのまま仕事に来るもんだから、すっげ酒臭い。髪の毛も結ぶことなく、武田鉄矢だった。その内、つっかけで来るようになった。
バックなんか持たずに、ガマ口を手に持って、くわえタバコで通勤。
肌荒れも段々と酷くなって来た。
部長なんか会社にも関わらず、お姉さんに
「おーちゃん!今度○○⬅︎(呑み屋)行こっか」
と、白昼堂々と会社内で夜のお約束をさせられていた。
お姉さんは、私に異端の匂いを感じたんだと思う。
私の事も、よく誘ってくれた。
でも私は恐ろしくて、丁重にお断りをしていた。
お姉さんは嫌な人ではなかった。27才にも普通に接していた。27才はとても化粧が厚かった。
お姉さんは、すっぴん&肌荒れ。


ほどなくして、やはりと言うか、当然と言うか、お姉さんは会社に来なくなった。

部長のおーちゃんは、何事もなかった様に部長を続けていた。

他所の世界の人間を無理矢理、引っ張りだして来て、仲間にしようとしてもそりゃ無理。お姉さんは、特に、生粋の水商売の人なんだもん。

こんな制服着て、こんな事やってられっかよ!
って全身で言ってたもん。


お姉さんは、朝の光が本当に似合わなかった。
真似しようにも出来ない。
ちょっとカッコよかった。武田鉄矢だけど。


だから漫画の【島耕作】を真似したくなる気持ちはわかるが、本当に真似したらいかん。シマコーは漫画なのだ!


島耕作は漫画の中の人物だよ!


あなたは、
島耕作には
なれませぬ。