金持ちと貧乏人について、幼い頃聞いたお話が忘れられない。

①『餅は貧乏人に焼かせろ。
魚は金持ちに焼かせろ。』

???

幼い私の頭は?で一杯になった。何がどう違うのか、料理をした事のない私は全く意味が分からなかった。

餅はたまにストーブの上で焼いた。餅は、突然膨らんで終焉を迎える。
焼き魚はグリルで焼く。上下からガス火が出て、こんがり焼いてくれる。

さっぱりわからない。


七輪を思い浮かべろと言われ、七輪を思い浮かべた。たまに、庭で七輪を使って魚を焼いた。炭火で焼く魚はとても美味しい。

いやいや、そんな話じゃない。

曰く、餅は何回も何回もひっくり返さないと無残に焦げる。

魚は焦ってひっくり返すと、生焼けの皮が取れてしまうし、身がグズグズになる。


真相はこうだ!


貧乏人は腹が減っている。餅が焼けないかなー焼けないかなーってワクワクひっくり返した餅は、何回もひっくり返す事により、美味しくこんがり焼きあがる。

金持ちは腹が減ってない。てか、食に興味ない。従って、目の前の魚が、焦げて来た頃やっとひっくり返すのである。そしたら、程よい焦げ目で魚が焼きあがる。



こう言う事である。私は、これで、魚と餅の焼き方を覚えた。



②金持ち喧嘩せず

???

金持ちだろうが貧乏人だろうが喧嘩ってするんじゃないの?

私は浅はかだった。金持ちは喧嘩しないのである。

それは何故か!

金持ちは、周囲に何となく金持ちなんじゃないの?って思われてる。金持ちも思われてる事が分かってる。
金持ち意外の人は、金持ちがどれくらい金を持ってるか知りたくて仕方がない。
しかし金持ちは、そんな事当然ながら言うつもりはない。

喧嘩って言うのは、ある意味、親しくなくては出来ない。

金持ちは親しい人は身内以外作らない。金がいくら持ってるかバレたらたかられるから。


だから、金持ちは穏やかな微笑みを浮かべて、やんわりとこちらを拒否しているのである。

③お金は寂しがりやなの。だからお友達の多い所に行くの。

これは、すごーく納得した。
特に解説はいりません。














無料で何かを提供する。昔、無料で提供した事が、功を奏して、仕事に繋がると言う美談が巷に溢れていた。

無料でフェイシャルをしてあげる。
無料で試食をさせてあげる。

分かりやすい例である。

フェイシャルを施した暁には、マッサージクリームの一つでも買わないと悪いわね。って事でお買い上げありがとうございます。

試食をしたら、その冷凍食品の一つでも買わなきゃ悪いわね。って事で、お買い上げありがとうございます。


時代は変わった。無料の提供は、無料以外の何者でもない。

つまり、人は無料には無料以外の意味を感じなくなった。

今は無料サービスなんだけど、お金に繋がる為にやってるんだからね!
⬆︎⬆︎⬆︎
これは通じなくなった。それでもバブルの頃活躍していた人達は、まだ、無料から産まれるかも知れないドリームを信じている。




私が教えてあげよう。




無料なら人は長時間でも並ぶけど
無料じゃなかったら並ばない。



その先のドリームより無料と言うドリームを満喫するのが現代の在り方である。







豆まき実費だったからね。そこんとこよろしく。