監督: 押井 守
2008年公開
原作:森博嗣『スカイ・クロラシリーズ』(2001年)
所要時間:2時間2分

 

本作は、森博嗣による小説をもとに制作された映画です。
小説は長編5作と短編集1作があるのですが、
長編はどこから読んでも成り立つそうです。
しかも、『スカイ・クロラ』の題名の巻は時系列的には一番最後なのですが、
一番はじめに出版されました。
内容としては、戦闘機乗りの函南優一が主人公で、
新しく着任した基地で、上官となる草薙水素という女性との出会いから物語が始まります。
 

この水素のおかっぱ加減が個人的にたまらないのですが(笑)、それは置いておいて。
二人は次第に惹かれ合うようになるのですが、
二人を待つ運命は優しいものだけではありませんでした。
彼らの生きる世界には、老いることなく思春期の姿のまま生き続ける、
「キルドレ」と呼ばれる青年たちがいました。
さらに、彼らの存在意義は戦争という名のショーのために用意されたものだったのです。
生死や命について問いかけられる作品です。