監督: 成島 出
2011年公開
原作:角田光代『八日目の蟬』(2007年)
所要時間:2時間27分

 

本作は、角田光代の同名小説をもとに制作された映画です。
内容は、不倫相手の子供を誘拐してしまう女性の話。
永長博美演じる希和子は会社の上司と不倫をしてしまい、
その挙句妊娠までしてしまいます。
しかし、堕胎することを決めるのですがその結果二度と妊娠できない身体に。
一方、不倫相手の上司は妻との間にも子どもを作り、
そちらは無事に出産されます。
希和子はあるときこの上司の娘(まだ赤ちゃん)を誘拐してしまいます。

どうしても欲しくなってしまったのか、
これが”母性”がさせる行為なのか・・・・。
しかもなんと4年間もの間誘拐して育て続けるのです。
しかも、この娘が4歳になり、
育ての親が誘拐犯であることを知ります。
さらに、彼女がその後大人になるところまで描かれ、
まさかの不倫相手の子供を妊娠してしまうという道をたどってしまうのです。
一人の人間の人生を大きく変えてしまう恐ろしい事件です。