監督: 大森美香

2008年公開

所要時間:1時間25分

 

ストレス社会で生きる大人が1匹の子猫との出会いで人生を変えていく物語です。

主人公の鬼塚太郎は他人にも自分にも厳しく部下から恐れられている上司で、
経営悪化のためにリストラさせる社員を説得するという
一番しんどい仕事を任されてしまいます。
そんなある日、公園で捨て猫を見つけます。
娘が猫を飼うゲームを欲しがったときに勘違いして猫は絶対だめだ!と
啖呵を切ってしまった手前、ついつい連れて帰ってしまった鬼塚は
子猫を隠そうと必死になります。
会社の社宅の空き部屋でこっそり子猫を飼い始めますが、
部屋の掃除が入り子猫が消えてしまいます。
子猫との出会いから育てていく過程まで
一人の人間が人にも自分にも優しくなっていく姿が描かれるほんわりと癒される映画です。
ラストシーンの終わり方が個人的には大好きです。