監督:ガス・ヴァン・サント

1998年公開

所要時間:2時間7分

 

何かを失ったり、傷つけられたりすることで、
すでに持っている素晴らしいものから目をそらし、本当の自分になれないことってきっと誰しもあるはずです。
この映画は、そんな心の苦悩を持つ二人の登場人物が出会い、共にそれぞれの問題を克服していく物語です。
 


天才的な頭脳を持っている青年ウィル・ハンティングは、
とある出来事からトラウマがあり、周りになじめないでいました。
そんなこともあってか、せっかくの才能をもてあそび、非行に走ってしまう日々を送っていました。
一方、妻に先立たれてしまって今後どのように生きていけばいいか
わからなくなってしまった精神分析医のショーン・マグワイア。
彼はウィルの心の病を治すために担当医になるところから、二人の交流が始まっていくのです。
 

二人の間に深い絆ができていき、ウィルも次第に心を許していくようになります。
この年齢の離れた者同士の友情に目頭が熱くなりました‥‥。
何かを失ってしまったとき、もう立ち直れないんじゃないか、もう自分はダメなんじゃないか、
そんな風にしんどいなあと思って生きている人にもおすすめできる映画です。
実際、私自身がしんどいときにこの映画をみて前に進めるようになったんですよね‥‥。