監督:トマス・ヴィンターベア

2013年公開

所要時間:1時間55分

 

 

マッツ・ミケルセン演じる心優しいルーカスは、

ある日友人テオの娘クララの虚言癖によって

変質者の疑いをかけられてしまいます。
ルーカスはどうにかして周りの人々への誤解を解こうともがき苦しみます・・・・。
予告の中でもデンマークのことわざである
「子供と酔っ払いは嘘をつかない」が引用されています。
それほど、デンマークでは子供の言葉は信じられてきました。

 

 

でも、日本でもどこの国でも、まさか子供がそんなひどいことを言うはずがないと
思われている節ってありますよね。
そんな言い伝えというか思想があるからか、町の人々はほぼ集団ヒステリーのように、
クララの言葉を根拠もなく信じ込み、ルーカスを排斥しようとしてきます。

 

 

そうした周囲の嫌悪と侮蔑の目に耐えながら、
身に覚えのない疑いを晴らそうとしていきますが・・・・。
ラストシーンはかなり印象に残っています・・・・。
内容はだいぶ重めです。
この作品を観賞していた時期は、マッツ・ミケルセンにドはまりして、
マッツ縛りでいろいろな映画を観ていました。
理不尽な目に遭うマッツが本当にかわいそうで・・・・。
いろいろと考えさせられた社会派な映画です。