監督:ジャン=ピエール・ジュネ
2001年公開のフランス映画
所要時間:2時間9分
この映画のキャッチコピーは「幸せになろう」。
みなさんの思う”幸せ”ってなんでしょう?
ツライときやかなしいとき、うまく自分のバランスをたもって
また明日も生きていこうって思えることが私にとっての”幸せ”。
当たり前の毎日を気持ちよく暮らして過ごしていけること!
あなたにとっての”幸せ”は?
この映画はただただキュートなガーリー・ムービーでもなくて、
かわいいし不気味だし美しいしこわいしツラいし楽しい等・・・・
いわゆるご都合主義じゃないハッピーエンドムービーです。
この映画で大事なのはおわりがハッピーかどうかじゃなくて、
その過程でどんな風に行動してみたかとか、どんな風に感じてどんな風にアメリが作用していったかってこと。
アメリが誰かの不幸を幸せにしてあげてハッピー!でもない。
みんなどこか病んでいてしんどい、そういうところがとてもリアルです。
アメリはちょっとしたことを行動にうつしていくだけです。
しかも、その結果登場人物すべてが幸せになるのかといえばそうでもない(笑)
でもそれがすごく私たちのリアルな日常に一番近い気もする。
毎日の何気なさを楽しく楽しく生きていけるスパイシーのような魔法のような
そんな効果があるのが『アメリ』という作品です。