昨年夏に回着した天コレの東武6050系を組立てて行きます。

とか言いつつ、去年買った時にちょっとだけいじってるんですよね。

でも、正直間も無く1年ってことでほぼ忘れてます。

やったのはどうやって組むのだ?というのと、駆動系をパワトラではなく手持ちのMPギヤで行こうとしてるのでその対応について。

ちょっとこっちは確認してからでないとわからないので、とりあえず飛ばして直近にやった作業から。

 

とりあえず走行化キットを組んでいきます。

すでに天賞堂純正の蜜連は組み終わってる様です。

 

とりあえず使う部品を出してみました。

一番右が車体に付いてる展示仕様の側梁と枕梁(ボルスタ込み)。

 

見えづらいですが、側梁上部の展示用の不要部分をニッパーで軽く切ってます。

判りますかね?

 

はい。いきなり組み上がってます。

実はこの写真ではよく判りませんが、集電板のところにあるネジが締めつらいんですよね。

 

セルフタップでネジを締め付けるわけなんですが、セルフタップと言いつつ、使うネジはタッピングネジではなく普通のM2のJISネジ(実際はJISじゃないかもしれないけど)。

無理やりこのネジでネジ切り(タップ打ち)するので、ボスが膨らんじゃうんですよね。

 

ここまで書いてこれじゃさっぱりわからんなということで、写真足しました。

こちらが側梁。先ほどニッパーで切り離したというのは赤丸の上の部分(切る時は取説ちゃんとみてくださいね)。

そして、写真中央の赤丸をしたボス(丸い出っ張り)にタップを立てるんですが(メスねじを切ります)、先ほども書いた様にM2のネジでそのままグイグイねじ込んで行くと、無理やりねじ込んでるのでこのボスの外径が膨らみます。

一応こういう組み方が取説の仕様なのでそのままやってみたのですがやっぱり必要以上に膨らみます。これが後でトラブルになります。

 

ちなみにねじ切りはこの状態でやってくださいね。いきなり枕梁に組み込む様にやるとねじ切りできませんから(そのままやるとおそらく壊します)。

 

そしてねじ切りが終わったら枕梁のこの穴に先ほどのボスを差し込んでねじを締めます。

ここで問題が起きます。

 

そのまま組み付けると、ボスの膨らみ具合によっては枕梁が歪みます。

 

こちらが対策後のもの(そのまま組むとこちらにはなりにくい?)。

明らかに膨らみが違いますよね。

自分が組んだ限りではこの違いで車輪がゆるゆるになるんですよね。

 

で、一旦対策しないままそのまま組んでます。

写真中央の枕梁のボルスタにもねじを切ります。

 

そしてこんな感じで台車が動く様になりました。

 

誤魔化しながらとりあえず組んだので、普通に動きます。

ちゃんとスムーズに動きました。

 

2両組みましたが、4台の台車のうち1台が緩くなりました。

条件次第ではゆるゆる具合が酷く車両を触っているうちに車輪が取れてしまうとのこと。友人が困ってました。

 

そこで実験も兼ねてタップを使ってめねじを切ってみました。

ただし、タップを切ると言っても、そもそもこのボス短いのでほとんどタップ切れないんですよね。穴が貫通してないので、タップが奥まで入らないんです。

しかし多少はねじ切りできるので、切ってみて組んでみました。

軽くタップを切って(と言っても1mm程度しか深さが取れてません)、その後M2ねじもねじ込んでボスの奥までねじが入る様にねじ込んでます。

 

その結果がこれ。

image

写真は使い回しです。でも、調整なしで綺麗に組めましたね。

ボスも膨らむ感じがしませんでしたし。

ちょっとしかタップ切れてませんが、それでもかなり効果ありでした。

ちなみに、この作業をまねる時はおまけの側梁がたくさん入ってますので、そちらで練習して感覚を掴んでから作業してください。

自己責任ですので、失敗しても当方は責任取りません。

 

はい、ということで、とりあえず3両分台車組み上がりました。

ボスが膨らんでる台車もあるので、修正しないとダメですね。

 

余談。

今回の台車を組んだところで使ったのは、キットに含まれているM2ねじです。

 

これとは別に蜜連にも組みつけ用のねじが入ってるのですが、こちらはタッピングネジです。セルフタップが切れるやつ(サイズはM1.2相当のものです)。なぜ、台車の方にもそれを入れない??

なぜだ?天賞堂。

 

では、また次回。