赤いノートにある秘密 -10ページ目

赤いノートにある秘密

アラサー女の掃き溜め場所


 《初恋》とは、どの恋のことを言うのだろう。

私はたぶん異性愛者だ。


ここでたぶんと付けるのは、今後同性の女性をもしかしたら好きになるかもしれないからで、深い意味はあまりない。



私が初めて男の子を好きになったのは、幼稚園に通っていた3歳の時。

しかし、あれは初恋と呼ぶには幼すぎる気がする。

では、小学生の時に好きになった男の子だろうか。彼には、バレンタインのチョコをあげたりしたが、クラスで一番かっこ良かったから好きになっただけだ。


それでは、一番初恋と呼ぶに相応しいのは、どの人への想いなのだろうか・・・



 中学生の時に好きになった2つ年上の部活の先輩は、論外だ。あれは、練習試合で先輩に勝ってしまい、部活に居場所が無くなってしまった私に優しくしてくれていたから、好きだと思っただけだろう。


さて、困った・・・


そうなると、私の初恋は【彼】という事になる。

【彼】を好きになったのは、何故か分からない。同じクラスでは無かったし、話したことも無かった。少し肌寒い春と呼ぶにはまだ早い様な時期に、私は彼を見つけてしまった。あれを一目惚れと呼ぶのかもしれない。


一目惚れで初恋・・・


初恋は叶わないと良く言うけれど、正しくその通りだ。

私は、彼に恋し、周りを巻き込み、たぶん思春期真っ最中の彼を傷つけた・・・と思っているけれど、どうか分からない。


2人とも既にオトナだし、会ってもお互いに昔の話はしない。


叶わなかった恋は、叶った恋より色鮮やかに思い出に残る。


悲しきかな、私は初恋の思い出を今も引きずっている様だ・・・