ティファニーではなく
カルティエのブティックで
トリニティーの指輪を買うのだ
ジャンコクトーが嵌めたように
私も片仮名を羅列するように
指輪を幾つも嵌めてみる
二階から見下ろすありきたりな風景は
ロレックスに勤める彼女のように
総柄模様を黒く塗り潰したような
唐草模様とエスニックの融解のような
アイドルとヤニドルの境目で
清純を守る処女性の水晶玉に
コバルトブルーを限りなく透明に
翠の言葉と柔らかなクリーントーンと
カップルの情交の千の組み合わせ
ウッドストックのトイレで生まれた
赤子の明るい未来に
昨日の貴女を重ねて