オペラシティでヴォルフガング・ティルマンス展を見ました。ゲストトークでの後藤繁雄×ホンマタカシの対談。さすがに人の入りがイイ。ティルマンス自身の時はもっとスゴかったらしいけれど。圧倒的に若い人が多い。今最も注目を集めている写真家だからな。。90年代はじめにi-Dで同じ時期に写真を撮っていたとホンマタカシが言っていた。ティルマンスは巻頭を飾るような派手な写真より、地味で小さな写真を好んで撮っていた...当時から他のカメラマンと違っていて、作家性を持った人だった...と言っていた。後藤繁雄が、たて位置とよこ位置の話しをしていて興味深かった。中平卓馬は今は完全にたて位置の写真しか撮らない、だから新鮮...と話していた。なつかしのナン・ゴールデンの話しも。。ティルマンス自身、なんとなくしか私は知らなくて見に行ったら、想像していたよりずっと面白かった。ザラザラした感じと、ほのぼのした感じと。構図を狙って撮っているのに、何故か絶妙な間がある写真とか.....本当スゴイなぁと思った。見ていると爽やかな気分さえしてくる。TB-303、エイフェックス・ツインのリチャード、モリッシーの写真、ペットショップ・ボーイズのプロモ(リス?ネズミ?がチョロチョロしていてかわいい)、クラブの光の映像など...同じ世代で音楽好きな人だなーっと見ていてうれしくなった。展示方法も、ただ長いロール紙にプリントアウトしただけの紙をピンで止めてあったり、写真をそのままテープで止めてあったり、額装の写真があったり、大きさも大小様々で、絶妙なバランスで展示してあって、引いたり寄ったりしながら見るので、その動きが面白かった。服や部屋の中や建物や、恋人や友人や、風景や感光で出来るドローイングみたいな線や....何を撮ってもティルマンス色にしてしまう、繊細と大胆さが同居している写真が、心に何か引きつけられる。。