私の子供達は二人とも不登校を経験しました。不登校という言葉すらまだなかった上の子のとき(今から20年前、当時本人小学3年生)、どうし行けないのか、どうしたらいけるようになるのか、わからないまま途方にくれていました。

周りのひとは、「怠けだから行かせたほうがいい」とか、「別に学校なんていかなくたってなんとかなる」といってましたが、私たち親子に責任をもてるわけではないこと。

そんなとき、当時娘の小学校で不登校児童のために居場所を学校内に作ろうと、翻弄しながら、国、県、学校に立ち会ってくださってくれたのが、このCCVを立ち上げられた由美先生でした。行政から許可が降りるまでのあまりのもどかしさに、御自分の自宅をフリースクールとして提供し、学校に居場所のない子供達、その親たちのサポートと現実的な支援に心血をそそいでくださいました。
そして、学習、人付き合い、社会性、など現実的なサポートをじつげんしてくださいました。

そのなかでも何よりありがたかったのは、学校にいけないことで、落ち込み、劣等感を感じざるを得ないおやこに、「ここにいる子供達は無限の可能性や光を持った素晴らしい子達!」という信念をもってかかわってくださったことです。そのお陰で、落ちこぼれと劣等感におちいりがちだった私たちのような親子は、どれだけ励まされ、勇気や希望や可能性を見つけさせてもらえたでしょう!

そして、実際に、そのこがもっているとくべつな才能を一人一人見つけだし発揮させて、そのこがのびのびとそのちからを発揮できる場所へとつないでいってくださいました。
ファッションデザイナー、ピアニスト、その他、人とふれあうことが出来なかった子供達も、やがて社会に出ていった子達がおおぜいいます。

社会にじぶんなりの形でつながり参加する。最終的にはそこまでを自立として支援するそのとりくみかたは、社会的に理解されがたい親子をどれだけ救ってきたかわかりません。

また、行政がなかなか進められない支援を痛感して、立ち上げられたNPO法人、元々教員をなさっていた方だからこその力強さ、そして、狭い視野にとらわれない無限の可能性を見つけることを原点にもつ、由美先生のご意志に賛同して、たくさんの方がサポートやボランティア、受け入れ先としてご縁となりました。

いままだ成長しつづけるCCVです。どうぞ、このような存在が日本全国にひろがり、たくさんの可能性が花開き、多くのかたが、私たちが受けたようなサポートや支援をうけられるしゃかいになるよう願って、わたしはじぶんのできるはんいで、このような存在があることを発信していきたいと思います。

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