青函トンネル | タクシー管理者の独り言

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皆様 おはようございます


今日は観光名所の一つ 青函トンネルのお話をしたいと思います



青函トンネルは全長53.9kmで本州と北海道を結ぶトンネルです。



工期は20年以上もかかってやっと昭和63年に津軽海峡線として走り



2016年3月には 北海道新幹線が開通して新幹線も通る



重要な流通路です。



その中でよくみなさんが勘違いしておられるかもしれませんので一つ覚えておいてください。



青函トンネルは毎日水漏れがしていて、それをポンプでくみ上げている という話ですが



水漏れではなくて、水を止めずに自然に出しているものをくみ上げている



と言ったほうが正しいでしょう。



この常に出ている湧水を止めずにポンプでくみ上げているからこそ、青函トンネルの安全が



確保されています。



青函トンネルは 列車が通る 本坑、 掘る際に材料の運搬などに使った作業抗、本坑を掘るための安全確保として


先進導坑 の3本のトンネルと 青森県の竜飛と北海道の吉岡に立坑


そして喚起用の斜坑が何本か存在します。



その中で もし青函トンネルが大量に水漏れすると、トンネルの最深部から水がどんどんたまり


水没してしまうことになります。



これを防ぐために、竜飛海底駅からさらに深い位置まで立坑を掘り、そこから先進導坑が伸びています。


これは低い位置から 本坑の最深部へ続いているトンネルで 本坑の最深部から竜飛排水施設側と吉岡排水施設側へ下り坂になっています。



こうすることで 本坑最深部で水漏れがあったとしても先進導抗を通って、定点の底にあるポンプ室から



水をくみ上げている仕組みになっています。



これで自然の湧水が出てきても 本坑には水は入らず、すべて低い竜飛定点と吉岡定点に流れ


ポンプでくみ上げているので 安全が確保されています。



そしてもし 大量の出水で水漏れがあって 万が一 竜飛の定点のポンプ室が水で水没しても



もうひとつのポンプ室で水くみ上げをまかなえるようになっていますので、



列車が通る本坑に水が出水してくるまでかなり時間がかかることから、安全に脱出が可能であることが



わかります。



そのようなことに興味がわいてどんどん調べているうちに すごいトンネルであることがわかりますね



それも今のような機械掘りではなく ダイナマイトで砕いては土砂を運ぶ作業を延々とやっていたのですから



これが 人が作ったのかー と思うと感動します。



是非皆様も青函トンネル記念館など見物をしてみてください^^