9月11日(日)、青森山田高校はホームで高円宮杯U-18プレミアリーグEAST第12節を戦いました。

 

 

 この日の対戦相手は、アウェーで行われた第3節では0-3で敗れた柏レイソルU-18。

黒田剛監督は、「前回は、(リーグ前半戦に)戦った9試合の中で一番気持ちが入っていなかった。2連勝しての3戦目で、調子が良いという錯覚の中で、やることをやらなかったためにミスが出たり、不運な失点もあった。それがサッカーの怖さ」と前回の対戦を振り返り、この試合では「まずはリベンジということが最大のテーマ」だったといいます。

 

 この試合でも開始14分、先制したのは柏U-18。しかし徐々に流れをつかんだ青森山田は、前半34分、ジェフ千葉内定のMF髙橋壱晟選手からのパスを受け、右サイドの2年生MF佐々木友選手が同点弾を叩き込みます。

 1-1で折り返し、後半立て続けにセットプレーで相手ゴールに迫った青森山田は、81分、髙橋選手のCKをDF橋本恭輔選手が押し込み、逆転に成功。

 2-1でこの試合に勝利した青森山田は、勝点1差で前節まで首位のFC東京U-18が引き分けに終わったため、首位に浮上しました。

 

 

「相手は上手にボールを保持できるチームなので、少しでも緩んだ瞬間に失点してしまう。そこのところをかなりトレーニングしながら、気持ちで絶対負けないようにとやってきた。内容的には良かったと思う」と黒田監督。

「我々の強さは、後半相手の足が止まったり守勢に回った時にたたみかけていける、運動量と精神力」と言うように、アウェーで行われた前節の大宮アルディージャ戦でも、先制を許す苦しい試合を終了間際の同点弾で引き分けに持ち込み、今回の試合でも終盤に逆転。粘り強く戦い着実に勝点を積み上げていく青森山田高校は、アウェーで行われる次節、2位・市立船橋高校と、注目の首位決戦を迎えます!

 

 

NO.1 GK 廣末 陸

「前半の立ち上がりは相手に主導権を握られていましたが、途中からは勇気を持って前からしっかりプレスを掛けて、ボールを取れることも多くなりました。だんだん流れが自分たちに向いてきたんですけど、決められるところで決められなかったというのが一つの反省です。前半から結構決定機があって、後半もポストに何回か当たり、もしあそこで決めることができていたら試合内容ももっと変わっていたかなと思います。

前半立ち上がりから相手の動きはよく見えていたので、そこの部分をしっかりチームの中で共有したり、それを材料にして周りを動かしたりとか、キーパーとして守備の面でもっと味方をマネジメントしなければいけない。そういうことがなかなかできていなかったのと、ビルドアップの部分でも結構ミスが多発していたので、そこはしっかり反省して、次に向けて頑張っていきたいと思います」

 

 

No.17 MF 佐々木 友

「自分のところで失点してしまったので、慌てず自分のプレーができるようにメンタルを持っていくということを、ベンチから言われていました。壱晟さんがドリブルで抜いていって、練習でも結構ああいう形で点が入っていたので、しっかり準備をしようと、相手のマークから逃げてポストで待っていたらいいボールが入ってきました。たまたまいたら入ったというようなゴールでしたが、嬉しかったです。

今日はたまたま点が入ったんですけど、もっと自分で突破して決めたりできればと思うので、そこはもっともっと練習していきたいです」

 

 

No.4  DF 橋本 恭輔

「練習でも、ああいうボールが来て(得点を)決めていました。いいボールが来ると信じていたら来たので、あとは押し込むだけでした。

無失点で勝ち切ることが大事だと思うので、まずは守備から入れたらもっと良かったかなと思います。

一戦一戦、まずは勝つこと。(次に対戦する市船とは)高体連同士の試合で負けられない。ホームでは引き分けたので、しっかり勝って、勝点3を取りたいと思います」

 

 

次節 高円宮杯U-18プレミアリーグEAST第13節

9月18日(日)11:00~ 

vs市立船橋高校 @船橋市法典公園(グラスポ) 球技場