豊嶋利雄「ニッポンのアンティークしおり」


 妻が読んでいた“栞”のグラビア本です。本と言えば栞ということで、当塾のイベントでも栞作成のワークショップなど実施しています。お気に入りの栞があると読書のテンションも上がりますね。

 出版社(新潮社)や単行本によってはスピン(紐の栞)が付いていますが、ホラーやSFが好きな私は角川やハヤカワの文庫本を読みことが多いので、栞のお世話になっています。そんな栞を“アンティーク”目線で特集した作品です。歴史を感じ、どこか懐かしく読めておすすめです。


 現在では、動画に挿入されるCM、TVだと番組間のCM、映画の開始前にも入りますね。そんな映像媒体が無い時代は“本”が代わりをしていました。なので“栞”がCMの代わりだったんです。そんな栞を分類します。


「企業宣伝」

「プロパガンダ」

「広告・告知・啓蒙」

「抒情画」

「子供時代とスクールライフ」

「メディアと金融・保険」


 様々な形のカラフルな栞が満載です。明治〜昭和初期のスキーなどのスポーツが描かれた栞が私のツボでした。昔、祖母から借りた「金田一耕助」に厚紙の古い栞があったのを思い出しました。

 企業宣伝といえば、「ウォークマン」や「ラジカセ」、「映画の割引券」なんかも栞になっていましたね。「ハンプティーダンプティー」の栞なんかはやたらありました。何故か気に入っていた「コーヒー」の栞の記憶も蘇りました。


 昨年のお気に入りは「チャート式」のボックスロゴでした。今は近くの高校の文化祭でいただいた、名画の手作り栞です。


 読書体験・記憶と密接な“栞”を深掘りしたおすすめの本です。