くまこなな「しんちゃんとニャン友」

 WINSTON/絵


 児童絵本です。猫を飼っているので、猫の本を手に取ってしまいますね。保護猫?と主人公の成長物語です。絵柄も優しく、読み聞かせにおすすめです。猫に囲まれたい人は、ぜひ読んでください。


 幼い頃に父親を亡くした“しんちゃん”はお母さんと2人暮らしです。優しいしんちゃんは、遠慮してお母さんに言いたいことが言えませんでした。小学校の運動会でリレーの選手に選ばれたこと、運動会を観にきてほしいことなど伝えられません。でも、お母さんは、しんちゃんが言えないことを察して、運動会のことを教えてもらいました。

 運動会の日、お母さんが観にきてくれましたが具合が悪そうです。何日か経って入院してしました。しんちゃんは、おばさんの家で過ごすことになりました。そこには、柄違いの5匹の猫がいて・・・。


 しんちゃんの成長もですが、おばさんの家に来るまでの猫達の話が心に残りました。前の飼い主の“怒りジワ”“悲しみジワ”“困りジワ”“笑顔”“感謝”などの表情です。自分の表情と周りに伝わる影響を考える絵本になりました。


 家族(動物も含め)とのコミュニケーションの大切さが伝わる、おすすめの本です。