加納朋子「ななつのこ」
中学入試に出題された作家さんのシリーズ作品の1巻です。2巻の「魔法飛行」のタイトルに惹かれて購入しました。購入後にシリーズ作品だと知り慌ててコチラを購入です。
殺人などの事件が起きない「日常の謎」ミステリー作品です。また、「安楽椅子探偵」な面もあります。北村薫さんの「円紫さんシリーズ」などが好きなので本作も楽しんで読めました。おすすめです。
タイトルの「ななつのこ」は作品内作品の名前です。そちらも「日常の謎」ミステリーになっています。表紙のイラストが作品内の「ななつのこ」の表紙です。
「ななつのこ」の大ファンの女子大生・駒子が主人公です。日常の中で、7つの短編小説「ななつのこ」のそれぞれの章をなぞるような小さな事件に遭遇します。それを自分の知恵で解き明かそうとするのですが上手くいきません。その経過を「ななつのこ」の作者に、ファンレターという形で報告すると、返信の手紙で解答してくれるという流れです。
作品内の「ななつのこ」も、主人公の少年が事件を見つけて、その話しを聞いた不思議な女の人・あやめさんが解決します。作品内で、小説と現実がリンクしていく不思議なミステリー作品です。入子式?の連作短編ミステリー小説で大好きなジャンルなのでドンドン読み進める予定です。
作品内作品の「ななつのこ」はその後、児童書として本当に出版された様で、その本も気になります。
