宮島未奈「成瀬は信じた道をいく」。
本屋大賞受賞の「成瀬は天下を取りにいく」の続編です。
今作もしっかり滋賀小説してます。聖地巡礼のファンがいるのも納得です。早く映像化をして欲しい作品ですね。
今作の成瀬は、より成瀬らしい行動をします。成瀬に関わる周りの人達を振り回して元気にしてくれます。読んでるこちらも元気になるので、ぜひ読んでもらいたいおすすめの一冊です。
内容は、
成瀬に憧れ弟子になる小学生の話。
成瀬の大学受験と父親の心情の話。
成瀬のバイト先のスーパーのクレーマーの話。
成瀬と一緒に琵琶湖大使になった女性の話。
成瀬が失踪して周りを巻き込んでしまう話。
バラエティに富んでいてどれも面白いです。1作目よりも、どの話もしっかりとオチがついていてスッキリ読めます。ほんと、ドラマ化して欲しい作品です。
余談ですが、本屋大賞の推し本で、受賞は本当に嬉しかったです。高校入試への出題も予想していたので、有名過ぎて叶わないかなと残業に思います。でも、読書の裾野を広げるためにも入試出題などお願いしたいです。