竹内真「だがしょ屋 ペーパーバック物語」。


 小中学生の国語のワークに出題されることのある作家さんの作品です。


 駄菓子屋➕古書店🟰だがしょ屋です。

 肝っ玉母さん然とした、だがしょ屋の店主ヤマトさんとそこに舞い込む事件を扱った日常の謎ミステリー作品です。連作短編集になっていて読みやすくおすすめです。


 演劇作家志望でホストクラブをクビになった主人公ショウが、偶然出会ったヤマトさんに巻き込まれて、自分を見つける成長物語でもあります。

 様々な本の紹介と、美味しく懐かしい駄菓子が出てくる一粒でニ度美味しい作品でもあります。東京が舞台なので、地方では無かった駄菓子も出てきて興味が出ました。ウイスキーとラムネ菓子を一緒に楽しむ、ラムネハイボールも試してみたいですね。



 アルコールは別ですが、本と駄菓子とミステリーと成長物語をいっぺんに楽しめるので中学生におすすめです。