こんにちは。

副代表の森内です。

 

 

最近、臨床でのアプローチを徒手的からボディワークに変えて行っています。

今までは、構造を変えて、機能を変えてという意識が強く、徒手的なアプローチが良いな~と思っていたのですが、ふと戻って、最小限の接触で動きを伝えてアプローチするとどうなるか。

 

 

それについて少し話していきます。

 

難病疾患があり、歩行器歩行で小刻みで歩く方です。

今までは、徒手的な介入をメインにして最後に動作などにつなげていくことをメインに行っていたのですが、如何せんまた会うときまでに動作の変化が持続しない。

 

 

なにか、ないかな~と思っていたら、

自転車を軽快に漕ぐおっさんを街中でチラリ。

 

「あっ!閃いた!」

エアロバイクを漕ぐことは毎日されている方でしたので、

それを使って感覚を取り入れよう!

 

 

そこで介入。

エアロバイクに乗ってもらって普通に漕ぎます。

そこで質問

「漕ぐ時にどこを意識していますか?」

 

ボディワークでは今どこを意識していますか?と聞きます。

これは気づきを与える手段となります。

 

「太ももで力をいれて漕ぐ感じかな~」

 

それも漕ぐという動作では正解ですが、

それが日常生活や動作に反映するかというと微妙なところ。

動作で反映するとすると歩行よりも階段昇降ですがそれも微妙なところ。

 

では、

歩行に活かせる正しい漕ぎ方を指導していきます。

 

「漕ぐ時は骨盤から下に蹴るイメージで」

 

伝える時にはシンプルな言葉で説明します。

実際に行いながらジャッジをしていき運動学習は起こるので、その中のトライあんどエラーが大切。

 

行ってもらうと、

「難しい。。。」

 

そこから接触で、漕ぐタイミングにあわせて、骨盤から足に力が伝わるように骨盤を下に傾くように行い誘導します。

それを左右リズムをつけて行うと。

段々と感覚がわかり、5分後には自然とできるように。

 

そこから、降りて歩いてもらうと若干ワイドベースで歩行が可能に。

これは、歩行時の支持期を変える介入となります。

 

 

実際に自転車漕ぐ方は行うとわかるのですが、骨盤から足に力を伝えるように骨盤を傾けるというのが競輪選手では当たり前の漕ぎ方でスピードもでるし、脊柱も滑らかに動くし、楽なんですよね~!

 

 

少し長くなったのでこの辺で。

 

 

mako